エベレスティングに挑戦【準備編】
★エベレスティングについて❗
前回のブログで「平成最後に何かできないか」と言うことで、それらしいフラグを立てておきました。
もともとは『キャノンボール』に挑戦したかったが、天候が思わしくないため、近場で出来るチャレンジにシフトしました。
そのチャレンジが『エベレスティング』です!
皆さんは『エベレスティング』の事をご存知でしょうか?
僕の周りには知ってる方は全くいませんでした。
僕もこのチャレンジを知ったのが、今年の3月だったと思うので、つい最近の事です。
たしかツイッタ―を見ていて、よく分からない謎の走行ログのツイートを見つけました。
明らかに走っているルートと、走行距離&獲得標高の数字がアンバランスで違和感があったのを覚えています。
よく見ると同じ峠を何十往復もしていて、距離にすると『約250㎞』、獲得標高は『約9,000メートル』といったログです。
その時は意味が分からず頭の中は「???」で、凄いトレーニングをする人がいるんだなと思いました。
その後、気になって調べていると『エベレスティング』というキーワードを知ることになり、あの時見たログはこれだったんだとなりました。
★『エベレスティング』とは❗
『エベレスティング』とは、『1回の走行で世界最高峰のエベレストの標高である8,848メートルを登るチャレンジ』の事を言います。
簡単に説明しましたが、かなり細かいルールがあるので、少し並べてみます。
・獲得標高を8,848メートル記録する
・ひとつの山や峠などの登り区間でSTRAVAのセグメントがある区間を使用する
・登りは毎回必ずその区間の頂上へ到達すること
・登りも下りも同じルートを使用する
・途中で睡眠を取ってはいけない
・1度に2時間以上の休憩を取ってはいけない(ルールが変わって無制限かも)
・補給や休憩はいくら取っても構わないが、総合タイムとして計測される
・安全に下り、無事に自宅へ帰ること
・制限時間はない
・複数人でのチャレンジもオッケー
等など、たくさんルールがあります。
もっと細かいルールがありますが、長くなるので割愛させてください。
このチャレンジは、ここまで公式なルールがあるので、エベレスティングの公式ウェブサイトもあります!
【公式ウェブサイト】
↓↓↓
そして走行したログデータを申請することができ、その記録が達成と証明されたら認定を貰えます。
さらに認定された者だけに専用のサイクルジャージを購入できる権利が貰えるんです。
これがシンプルなデザインでなかなか好きな感じです。
★エベレスティングにチャレンジするにあたり❗
今回のチャレンジは周りに挑戦したことがある人が全くいないので、全て手探りで進めていきます。
このチャレンジの一番のメリットは、『家から近い場所で挑戦することができる』ことだと思います。
場所選びはかなり重要です。
僕が今回、場所を選ぶのにポイントを置いたのは以下の点です。
・下りが優しくスピードが出やすいこと(なるべくブレーキポイントが少ないなど)
・夜間でもなるべく街灯がある
・近くにコンビニがある
・近くに荷物を置いておく場所がある
まずは『下りやすさ』を重視しました。
これは、時間短縮のためと、疲れとストレスをなるべく軽減するためです。
下りが悪路面やつづら等で常にブレーキや速度に注意しなければいけない状況だと、絶対に疲れが増すのと肩がこります。
これは長丁場のチャレンジでは重要だと思います。
あと時間短縮については、集中力の問題と自分がチャレンジに割ける時間的になるべく早く達成できる条件にしたかったからです。
あとは、夜間の街灯は何とでもなるのですが出来れば明るい方が走ることに集中できますからね。
そして、コンビニが近くにあることは重要です。
特に登りの区間の麓にあればなお良しです。
このコンビニをベースにして休憩もでき、荷物も置いておければ、かなり有利にチャレンジできます。
いつでも補給できる安心感は精神的にも体力的にもありがたいです。
そして荷物を麓に置いておければ、万全な状態で走れます。
気温の変化に応じて、服装もその都度着替えることで調整できるし、登る区間が長くなければツールボックスなども自転車に搭載不要です。
休憩時にはバッテリーの充電も可能だし、スマホなどは走行中も荷物と一緒に充電しながら置いておくこともできます。
ただ、走行中の盗難には注意する必要があるので、置いておく場所には気をつけなければいけません。
一番完璧なのは、麓か頂上にマイカーを駐車して置ける環境なんでしょうね。
今回は、以上の点を踏まえてほぼ理想通りの登り区間を設定することができました。
と言うか、始めからこの区間が頭にあって、結果的に全てが当て嵌まり、最終的に決定した感じです。
僕が『エベレスティング』のチャレンジに使った場所は、広島市安佐南区にある
『春日野ヒル』です!
STRAVA上のデータですが、距離は『2.3㎞』で、平均勾配が『6.1%』、獲得標高は『158メートル』の区間です。
そこまで急な登りではないので、淡々と登ることができ、団地なので夜間も街灯があり走りやすいです。
そして見通しの良い区間のため、下りでスピードを気にすることなくブレーキも麓にむけて以外はほとんど必要ありません。
麓にはコンビニの『ローソン』があるので最高の場所だと思ってます。
広島で『エベレスティング』に挑戦したい人にはオススメの区間です。
★想定時間について❗
挑戦する予定の4/29(月)か30(火)は天気予報が不安定で、両日とも曇り時々雨と
いった予報でした。
できるだけ雨は避けたいのですが、小雨で走るとしても早く完走できることに越した
ことは無いと想定時間を計算します。
『春日野ヒル』は練習でよく登っているので、時間も想定しやすいです。
ちなみに登りのベストタイムは『7分16秒』なので、ゆっくり登ったとして『10~11分』で計算します。
下りも区間があるのだが、若干短い区間でいつも『1分30秒』くらいで下っているので、ロスタイム含めてかなり余裕を持って『4分』で計算。
登りと下りを合計して1本あたり『15分』で充分と考えました。
1本の獲得標高が『158メートル』なので、『8,848メートル』に到達するのに、『56本』登る必要があります。
さらに、申請したときの計算方法がいまいち分かってなかったので、予備で1本追加して、『57本』登ることにしました。
計算すると、『57本×15分=14時間15分』となります。
休憩時間を『15分×7回=1時間45分』でざっくり計算して、合計で『16時間』!
『16時間』あれば、何とかなるのではないかと想定しました。
★チャレンジを決行したのは❗
4/28(日)の夜に飲み会が入ってしまい、早目に帰ろうと思っていたが、4/29(月)の天気予報が曇りから終日小雨予報になっていたので、4/29のチャレンジは諦めて、深夜に家に帰り、翌日は家族サービスに徹しました。
そして、平成最後の日である『4/30(火)』。
前日の天気予報では朝の7時から22時まで曇り予報。降水確率も20%くらいなので何とかなるだろうと、決行する意思を固めていました。
本当は急いで挑戦する必要もなかったので、体調や天候のコンディションを出来るだけ最高の状態で挑むべきなのですが、ここ最近チャレンジ的なことが出来てないし、ゴールデンウィークに何もしないのも寂しいしと思えてきました。
そして、大切な友人であることを凄く頑張っている人がいて、その人を応援するための願掛け的な意味合いも込めてとのチャレンジにしました。
そうすることでモチベーションが一気に上がるんです!
当日、午前6時に起きて窓の外を見ていると小雨が降っている。
すぐに止むだろうとのんびり起きて準備をします。
朝ごはんを食べて準備も完了し、7時30分頃に雨も止んだっぽいので、クルマでチャレンジ場所の近くに向かいます。
チャレンジ場所から少し離れた場所に自転車関係の友人の駐車場があるので、そこにクルマを停めさせていただけました。
今回のベース地にするには少し距離があるので、そこで自転車を準備して荷物を入れたリュックを取り出します。
駐車場の主であり、ボクに自転車のいろはを教えてくださった『Mっさん』が出てこられたので、今回の『エベレスティング』についての説明をしておきます。
また後で応援に来ていただけるということで、心強く感じます。
そして予定よりかなり遅れて『AM8:15』に『春日野ヒル』の麓にある『ローソン』に到着。
いよいよチャレンジスタートなのですが、今回はこのあたりで締めます。
★最後に❗
今回のチャレンジは、計画から実行までかなり即席な感じで素早く進んでいきました。
これも事前準備がほとんど必要ないと言う『エベレスティング』特有の内容による恩恵だと感じました。
『家から近い場所』でチャレンジできるのは魅力的です。
そしてロングライド的なチャレンジではないので、ルート間違いに対しての準備が不要なのもありがたいですね。
ただ言っておきますが、『挑戦しやすい⇔達成しやすい』と言うわけでは全くありません。
『挑戦しやすい⇔挑戦する回数を増やせる⇔達成する確率が上がる』と言うことにはつながるかもしれませんね。
詳しくは本編でお伝えできればと思います。
そして、今回の『エベレスティング』は新しいロードバイクでのチャレンジになりました。
ロングライドはまだ100㎞程度の距離しか走っていませんし、ポジションもまだ調整しながら乗っている最中です。
ですが、速い自転車なのは間違いありません。
ただ、シンクロ率の低さと長い距離を走ったときの疲れ具合がどう出るかやってみないと分からない感じです。
ですが、これから長く付き合う自転車なので、そこはこなしていきたいと思っています。
ちなみに新しいロードバイクはスペシャライズドの『S-WORKS tarmac SL6』です。
今回これに合わせたホイールが登りメインと言うこともあり、自分の中では軽量扱いの『RAING ZERO CARBON(レーゼロカーボン)』でいきました。
冷静に考えると、レーゼロって堅いし一発の登りなら良いのだろうけど、長く登ることを考えたら、何とも言えない選択ですね。
もう終わったことなので良しとしましょう。
それでは、次回を『本編(走行編)』として、チャレンジの本編を載せていきます。
【本編はこちら】
↓↓↓
エベレスティングに挑戦【本編】 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記
次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。