『広島⇒神戸(松江&鳥取経由)チャレンジ』【番外編】
今回の【番外編】では、『神戸』から『広島の自宅』まで到着の様子など書いていきます。
【前編】&【後編】の内容です。
『広島⇒神戸(松江&鳥取経由)』チャレンジ(2020年10月)【前編】 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記
『広島⇒神戸(松江&鳥取経由)』チャレンジ(2020年10月)【後編】 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記
広島を『10/19(月)のAM4:05』に出発して『505㎞』の距離を走り、神戸ポートタワーに到着したのが『10/20(火)のAM3:30』。
『23時間25分』をかけて一応ゴールである『神戸』に到着することができた。
そして『神戸』で今回のチャレンジを終了することに決める。
チャレンジを終了してこれですべて終わりならいいのだが、ここからがノープランなのである意味大変である。
●神戸に到着してから寝るまで
今回は走っている途中の後半あたりで『神戸』での終了をほぼ決めていた。
しかし、神戸についてからのことはぼんやりとしか考えていなかった。そもそも『広島』まで自転車で走るつもりだったので『着替え』も無いし『輪行袋』も無い。
神戸に着きさえすれば何とでもなるだろうと思っていたので、何とかするしかない。
とりあえず最初にやるべきことは『夜が明けるまでどこで過ごすか?』を考えること。
走り終えて身体も冷えてきたので、寝る場所を探さないといけない。『GO TOキャンペーン』でビジネスホテルを見つけれたらお得な料金でゆっくり寝れるのと、自転車を安全なところに保管してもらえる可能性が高いと思い、宿泊サイトで探してみるも、さすがに深夜の4時ではサイトでも宿泊可能なホテルは出てこない。
直接連絡することも考えたが、いろいろと手間なので素直に『快活クラブ』を探すことにする。
快活のアプリを使って検索し、『神戸元町駅前店』を見つける。
距離も今いる場所から400メートルくらいなので割と近い。
ネックなのは『輪行袋』が無いので自転車をどうするかと言うこと。選択肢は『外に置いておく』か『室内に持って入る』の二つなのだが、今回は不要と思い鍵を持ってきてないので出来るだけ外には置いておきたくない。
お店の人に相談してみるしかないと『快活』へ向かう。
『快活』に行く途中に、たまたま運よく『ローソンストア100』を見つけたので、ここで『タオル、Tシャツ、下着、靴下、歯ブラシ』そして『大きめのゴミ袋』を購入。
『快活』に到着すると、この店舗は2階が受付になっていてエレベーターで2階まで上がる必要がある。なので一旦自転車はエレベーター付近に置いておいて受付に行ってみることにする。
一応駐輪場の案内はあったが、場所がよく分からないのと鍵がないので今回はどうにかして室内に入れる方法を考えたい。
受付の人に自転車をブース内で保管していいか聞いてみる。『輪行袋』が無いので、自転車を分解して先ほど購入した『大きめのゴミ袋』に入れて汚れないようにすることを伝えるとすんなり了承してもらえた。
これで自転車のことは一安心。受付を済ませてブースに一旦荷物を置いて、ゴミ袋を持ってエレベーターの外まで戻る。
前後のホイールを外して、ゴミ袋を一度破いて2枚をくっつけて汚れないように包装する。
フレームはすっぽり入らないので、汚れないように部分的にゴミ袋を被せてみる。
店員さんにも見てもらい、「これなら大丈夫」と言ってもらい自転車をブースに移動して無事に保管することができた。
これで安心して休めると気持ちも楽になり、ようやくシャワーを浴びることができる。
先ほど買った、『Tシャツと下着』と今回携帯して使わなかった『モンベルのレインパンツ』を普段着扱いにして寝るときも着ることにする。
シャワーを浴びて歯磨きをしてさっぱりしてから、ブースに戻る。
お腹は少し空いていたが、寝る前に食べる気にはなれずに飲み物だけ準備して、ブースに戻る。
すぐに寝るつもりだったが、Twitterでコメントをいただいているので返信したり、TLを読んでみたりする。
ブースには自転車があるので少しスペースが狭いが、横になってスマホをイジイジしながら、ようやく眠くなってきたので就寝。
おそらく寝付いたのは『AM5:30』頃だと思います。
●次の日
特に起きる時間を決めてなかったのだが、目が覚めたのは『AM8:00』頃。
この後、帰る以外は予定もなくもう少しゆっくりしても良かったのだが、Twitterを覗くといろいろコメントをいただいているのでお礼や返信をしていると目が覚めてしまい、特に寝不足的な感じもないのでそのまま覚醒してしまう。
少しお腹が空いているなと思っていたところ、Twitterでのやり取りで、『hideさん』から『快活』なら無料のパンがおすすめと教えていただき、早速パンとポテトとコーヒーをゲットしてくる。
焼いたパンにバターを塗り、そこにソフトクリーム用のシロップをかけていただいてみる。
これが美味しいのでもう一枚食べようと考えるが、この後にせっかくなので神戸グルメを楽しもうと考え、パンは一枚で我慢する。
この後どうするか考えながら、引き続きコメントの返信をしたり、GARMINのデータをアップロードしたりする。
具体的にこの後のことを考えたときに、まず『輪行袋』をどこで手に入れるかを考えないといけないので、近くの自転車屋さんを探してみる。そうするとかなり近いところに『ワイズロード』が近くにある。品揃えもいいだろうとここで買おうと決めるもオープン時間が『12:00』となっているので少し時間がある。
お昼に合わせて食べ歩きでもしていたらいい感じだろうと、そこから『快活』を出る準備をする。
顔を洗って着替えて、荷物を簡単にまとめて、先に自転車をエレベーター外まで持って降りて組み立てておいて、受付に戻り精算を済ませる。
ちなみに着替えると言っても、半そでTシャツでは寒そうなのでTシャツの下にモンベルの長袖インナーを着たのと、昨日買っておいた靴下を履いたくらい。
『快活』を出た時間が『AM9:30』なのでちょうど5時間の滞在。
あまりゆっくりではないが充分休めたし満足いく滞在だった。
着ていたウェア類や荷物をゴミ袋とビニール袋に入れている状態だったので、この後の動きを考えてリュック的なバッグをゲットしたい。
Googleマップで近場を調べてみて、すぐ近くの『ユニクロ』に行ってみるとリュックはあるが値段もそこそこするし、今後使うかどうか微妙なので、ここでは買わず他をあたる。
途中、美味しそうな神戸牛を使用したコロッケのお店を見つけたので、思わず買って食べ歩き。
そしてこの頃、Twitterを確認してみると、なんと「輪行袋を貸しましょうか」と『Kさん』から連絡が入っている。
『Kさん』は神戸在住のブルべ関係ではかなり有名な方で、僕もTwitterでフォローさせていただいていて兵庫県のルートを考えているときによくアドバイスをいただいたりしていました。
どこまで素性を細かく書いていいのか分からないのでぼやかしながら書いていますが、こんなすごい方から、輪行袋を貸していただけるという申し出をいただき本当にありがたく感じました。
しかも、奥様もご一緒でお昼を食べましょうとお誘いをいただき、楽しみが増える。
と言うか神戸でのメインイベントが一瞬で決まった。
『12時』に『元町駅』近くまで来ていただけるということで、それまで近場をウロウロすることにする。
ただ、改めてゴミ袋に入った荷物を手にもって動くのは邪魔だと考え、引き続きリュックを探すことに。そして値段のことを考えて大き目のエコバッグでいいかなと思い、300円ショップを見つけて入ってみる。
いろいろエコバッグもある中、良さそうな『お買い物カゴバッグ』と言うのを発見。かなり大きめで、内側が保冷タイプの素材で耐久性もありそう。うまく使えば持ち手を背負えてリュックっぽくなのではと購入してみる。ちなみに値段は『500円』なので充分安い。
購入した時の状態はこんな感じでコンパクトだが、広げてみると結構大きい。
バッグの横にあるのが、ゴミ袋とビニール袋に入れた荷物たちとヘルメット。
これらを全てバッグに入れたらこんな感じ。
そして、そのバッグをリュックみたいに背負ってみた写真を撮ってみる。
こんな感じで両手が自由に使えて悪くない。靴はビンディングシューズだが、気にしなければこれで充分動きやすいのでオッケーということにする。
一応、Twitterにも上げておく。
12時までもう少し時間があるので、昼食前だが『一貫楼』の『豚まん』をいただく。
昨日たくさんカロリーを消費しているので、いくら食べても大丈夫なはず。
そして、12時になるので待ち合わせの『元町駅』に向かいます。
●『Kさんご夫妻』との時間
『元町駅』付近の交番前で待っていたところ、『Kさんご夫妻』が声をかけてくださったので初めましての挨拶をする。
ブルべをしていると『Kさんご夫妻』のことは度々耳にすることがあるのだが、ご本人にお会いするのは今回が初めて。
ご夫妻でばりばり走られているのを知っているので、勝手ながらかなりガッチリされた方をイメージしていたが、お二人ともすごく優しそうな感じの第一印象。
歩いて話をしながらお昼を食べる洋食屋さんへ移動。
5分くらい歩きお店に到着して、お店の外に自転車を置かせていただき中に入る。平日と言うこともあり、はじめはお客さんもそこまで多くなかったが、時間が経過するごとに賑わう人気店みたいです。
メニューも豊富で、ハンバーグやカツ、フライ、オムライスとたくさんの種類があってかなり悩む。『Kさんご夫妻』も悩んでおられる。
悩んだ結果、僕が注文したのは『ハンバーグとチキンカツ定食』。そしてボリューム満点。
ご飯を食べながら、お二人からいろんな話を聞かせていただく。
やはり『ブルべ』の話が多くなるのだが、運営や実務もされているのでとにかく話の内容が具体的で何を聞いても的確な答えが返ってくる。しかもお二人から的確に帰ってくる。
奥様は現在、腕を怪我されていて、最近ようやくローラーを出来るようになったと復帰に向けて意欲の高さを感じる。そして関西圏以外にも四国や中国地方のルートにも詳しく時期的な制約、そして時間的な制約等も具体的に教えていただけた。僕も用意はしっかりしたうえで臨みたい性格なので、奥様からはそれらの大切さを教えていただいた。そして経験からくる説得力と自信を感じ取ることができた。
『Kさん』はアグレッシブな感じで、絶対的な経験と自信によるオーラがすごい。
とにかく探求心が強くて、いまやられていることやこれまでの実績、そしてこれからやりたいことへのこだわりや思いなど憧れる部分がたくさんある。
自分の仕事的に土日になかなか休みが取れないので長めの距離のブルべへ参加しにくい状況があったが、そのあたりのこともやり方や考え方でいろんな可能性があることを教えていただくことができた。
その他にも、お二人は『広島』に縁があったり、知り合いも多かったりとたくさんの話をすることができた。
ご飯を食べて話し込んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまい、気が付くと『14時』を過ぎていた。2時間弱ご一緒させていただいたが、本当にあっという間の時間だった。
お二人から、これからの目標とやる気をいただき、本当に有意義な時間でした。
「また神戸に来るときは一緒に走りましょう」と言っていただいたので、必ず機会を作って遊びに来ます。
一緒に走って、また一緒にたくさんの話ができることを楽しみにしています。
最後に、肝心の『輪行袋』を貸していただき、自宅へのお土産におすすめの豚まんが売っているお店を教えていただき、お二人とは別れました。
『Kさんご夫妻』には本当に感謝です。
楽しい時間と輪行袋、ありがとうございました。
●『広島』まで
お二人と別れた後、南京町にあるお土産におすすめしていただいた豚まんを買いに行くことにする。
『老祥記』というお店で、たしかに行列ができている。
自転車を持ったままなので並びにくかったが、何とか豚まんを買うことができ、ようやく『新神戸駅』へ向かう。
途中、神戸の街中で『神戸マンホール』を見つけたので写真を撮る。
『新神戸駅』は少し小高い場所にあるので、のんびり街並みを楽しみながらもゆっくり登っていく。そして迷うことなく『新神戸駅』に到着。
駅の前のスペースで、初めて使う『横置きタイプの輪行袋』に一瞬戸惑いながらも、問題なく自転車を収納する。『横置きタイプ』の収納の便利さに驚き、近々買いたいなと思ってます。
そして売店でお菓子などのお土産も購入して、『広島』までの新幹線のチケットを買うため窓口に並ぶ。
16時台の新幹線で、利用者もそこまで多くない様子でスムーズに一番後ろの席を確保できた。
駅のホームに無事到着。
新幹線の中に乗り込み、問題なく自転車も後ろのスペースに置く。
新幹線だと『神戸』から『広島』まで『約1時間20分』。
少し疲れはあるが、いろいろ荷物を整理したり、家に帰ってからの事を考えたりしていると、寝る間もなく『広島』に到着。
自転車だと『約300km』あるので『15時間』はかかるなと考えるが、少し虚しくなるので考えるのをすぐやめる。
『広島駅』を出て、すぐに輪行袋から自転車を出して、走れる状態に組み立てる。
途中、おばさんに「どうやって、収納して電車に乗るのか」と声をかけられたので、興味を持っていただけることはありがたいと思い、組み立てながら説明して何となく理解してもらい「凄いね」と言っていただき別れる。
時刻も『17:40』をまわり、外は暗くなっているので安全運転で家まで帰ります。
少し寒い中、20分ほど走って無事に自宅に到着。
今回のチャレンジは、『AM4:05』に自宅を出発して、1日経過して『PM18:00』に帰ってきたので、『38時間ぶり』に戻ってきました。
荷物など、ささっと片づけをして、家に入りチャレンジ終了の報告。
●チャレンジを終えて
ツイートにも載せているように、『自宅まで823㎞を走って帰ってくる』というチャレンジは達成できませんでしたが、事故やトラブルもなく無事に帰ってこれたことが何よりです。
そして自分的には『広島から神戸までの505㎞を24時間内に走りきれた』ので、最低限のチャレンジにはなったのかなと思っています。
途中、足の痛みや股の擦れでどこまで走れるかと言う状況になりながらも、落ち着いて無理なく『500㎞オーバー』を走りきれたことは改めて自信になりました。
前回から間隔が空いていたこともあり、100%の状態で挑めたわけではなかっただけに、そんな中での結果だと思うと、今後につながる走りになったと感じています。
今の考え的には、春先までにもう一回、同じ程度のチャレンジをして『大阪⇒東京キャノンボール』に挑戦したいと思っています。
また、今回のブログの途中にも載せましたが、『Kさんご夫妻』にお会いしたことで新たな目標もできたので、それに向けても取り組んでいきたいと思います。
●最後に
今年は、新型コロナウィルスの影響もあり、途中から目標もしっかり定まらず10月に入るまではモチベーションも低く全然ダメな感じでした。
ですが、今回チャレンジしたことで再び目標が定まり、やりたいことがいろいろ増えてきました。
大きな目標は変わりませんが、その他やりたいことがたくさん出てきて、今はあれもやりたいこれもやりたいといった状況です。
ただ、時期的に寒いシーズンになるので出来ること出来ないことを明確にして、着実に進めていくようにします。
改めて自転車の魅力や楽しさを感じていますし、自転車を通じての素敵な出会いに感謝しています。
これからも、魅力的なチャレンジに挑戦してきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。