大阪⇒東京キャノンボール2022【走行後記~エピローグ】
【準備編~プロローグ】と【走行編(前編)】、【走行編(後編)】はこちら。
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大阪⇒東京キャノンボール2022【準備編~プロローグ】 - まさゆめ~広島~たけまさのロードバイク日記
大阪⇒東京キャノンボール2022【走行編(前編)梅田新道→静岡】 - まさゆめ~広島~たけまさのロードバイク日記
大阪⇒東京キャノンボール2022【走行編(後編)静岡→日本橋】 - まさゆめ~広島~たけまさのロードバイク日記
●ゴールした後
キャノンボールのゴール地点である東京日本橋に到着して、朝早くにも関わらず出迎えに来てくださった皆さんとしばらく話をする。月曜日の朝6時前なので早起きしていただいたりしたと思うと本当にありがたい。
ゴールしたばかりと言うこともあり今回のキャノンボール中の話をするのだが、ギリギリだったと言うネタ的な内容はあるが、ここにいるメンバーがGW中に日本縦断をしたり、1,200kmブルべを完走したり、難易度激高ブルべを連戦したりと凄まじさでいったら自分がかわいく思えるような状況である。ただそんな中でも注目してもらえるということは『国道1号キャノンボール』のコンテンツ力の高さを改めて感じた次第である。
そしてそんな方々にここまで走ってきたことを労っていただけたことがより嬉しく感じる。
この後の天気に関して予想では到着する時間は東京では雨が降り始めているかと思っていたが、曇り空でなんとかもっていると言った状況でいつ降り始めてもおかしくない。ここにはおそらく雨を遠ざける力を持った方がおられることが考えられる。
今回はこの後、東京に1日滞在するため今後のスケジュールを一緒に確認したりもする。
大まかな予定では、この日は東京に1泊して翌日に大阪まで新幹線で戻り、その日中に広島までクルマで帰ることにしている。この後の昼にかけての朝食的な食事と、夜の食事をこちらの方々と一緒にさせていただく感じで大まかにスケジューリングを共有していた。
当初の予定では、まだ朝方と言うことでこの後自転車で東京をウロウロして東京グルメを食べて、少し早めだが12時にチェックインできるホテルを予約していたので、ホテルで仮眠してから夜に集まってくださる皆さんと食事に行くように考えていた。
しかし、ここまでの道中で途中雨に降られたりしているため簡易的な着替えをしたほうが良いだろうとなったのと、この後雨が降るだろうと言うことで一旦ホテルへ事前に送っていた荷物を受け取り、快活でシャワーと着替えをさせていただくことになった。
ホテルと快活への移動も全てエスコートしていただき本当に感謝しかない。
ホテルで荷物も受け取った後、神田にある快活でシャワーと着替えも済ませて、ようやく落ちつたこともあり時間がある皆さんと朝食を取ることになった。
朝食に蕎麦などの案も出たのだが、時刻が『AM8時』と言うことで通勤の方も多くなってきたこともあり、すぐ近くの松屋で朝食を食べることにした。スタート前にも松屋で朝食を食べたのでキャノンボールの前後で大阪と東京の松屋を堪能したことになる。
26時間ぶりにしっかりとした食事だったのでゆっくり噛んでよく味わいながら食べる。
この後、すぐ横にある喫茶店で食後のコーヒーとデザートを頂く。都内の皆さんとゆっくり話をしながら過ごす至福の時間である。
食べ終わってから外に出ると雨が降り始めていた。まだ10時過ぎだったのでホテルのチェックイン時間までで少しゆっくりするため皆さんと別れて快活に入ることにする。
快活のブースに入り、ようやくTwitterをゆっくり見ることができた。
たくさんの方から達成報告ツイートにコメントをいただいていたので、しっかり目を通しながらコメントの返信を入れる。改めて挑戦して良かったと感じた瞬間である。
そうこうしているとあっという間に3時間が経過。
時刻も13時を回っておりホテルにチェックインできる時刻を過ぎていたので、快活をチェックアウトして自転車でホテルまでゆっくり移動する。幸いにも雨がほぼ止んでいたので自転車での移動も問題なかった。
ホテルに到着後、チェックインも無事に完了して3時間ほど仮眠と取った。
17時ごろ起きてから、strava関係での東京の知り合いから連絡をいただき、食事前に少しだけ会えることになったので動き出す。
ホテルがある茅場町のカフェでお会いできて少しの時間だったが、いろんなお話ができとても楽しい時間だった。わざわざ会いに来ていただいたうえ、お菓子までいただきほんとうにありがとうございました。
そこから約束していた夜の食事のため、馬喰町にあるインド料理のお店まで歩いて移動する。
地図を見て近いと思っていたら、思った以上に距離があり、お店に到着したのが約束の19時の3分前。キャノボのゴールと同じ3分前の到着であった。
いつもTwitter上で繋がっている皆さんとの食事なのだが、広島にいる立場として東京方面の方とは会える機会が少ない上、Twitterでのやり取りは常日頃やっているので、独特な感覚がある。
関東に住んでいたらまた感覚が違うのだと思うが、広島という離れた地域に住んでいるためか、スマホの画面上で毎日のように見ているたくさんの有名人に会えた感じである。
今回は東京にあるビリヤニの美味しいインド料理屋を選んでいただいたのだが、ビリヤニはもちろんの事、それ以外のカレーや一品料理もスパイスがいい感じに効いて、本当に美味しかった。
最終的には総勢8名の自転車乗りが集まり、キャノボ談義をはじめ楽しい話に花を咲かせた。
気がつけばあっという間の3時間が経過し、集まっていただいた皆さんと広島で会う約束をしてお開きとなった。
改めて私のキャノンボールのゴールに合わせて時間と取っていただき、そして自転車の繋がりでこんな楽しい時間を過ごせたことに大きな幸せと喜びを感じた次第である。
そしてより大きなやる気と刺激もいただいた。
楽しい時間を本当にありがとうございました。
翌日は昼過ぎの新幹線で大阪まで戻る予定で、特に何をするか決めてなかったので、朝起きてから自転車で東京をのんびり散策してみた。
場所が近いといこともあり、キャノボの聖地である日本橋の国道1号道路元標のある場所に再びお参りし、またいつか来ることを誓った。
その後、皇居近くを走りながらおススメしていただいたおしゃれなお店で朝食をいただいた。人気店でお客さんが多くフレンチトーストとコーヒーがとても美味しかった。
朝食をとった後のホテルに帰る途中、御茶ノ水のラーメン屋さんに以前広島におられた方が居て、その方からTwitterのコメントで連絡をもらったので、急遽会いに行ってみたらタイミングよく会うことができた。
バイトの女の子が私のオルトレを見たことをきっかけにロードバイクに乗っているとのことがその場で判明して、3人で話が盛り上がるということが起きて楽しかった。
ホテルに戻り荷物をまとめてから大阪に戻るため東京駅に移動する。
東京駅では輪行準備をしてお土産を購入してから、大阪までの切符を購入。大阪に向かう新幹線のホームを2度間違えて最後はダッシュをしながら無事に新幹線に乗ることができた。
大阪までの移動は少しだけ仮眠をしてあっという間に新大阪駅に到着。新大阪でもお土産を購入するため少し構内をウロウロする。家族が551の豚まんが好きなので少し並んで無事にゲット。
その後、駅から出て輪行解除をして、クルマを停めさせていただいている場所までのんびり移動する。
クルマに到着後、楽な服装に着替えてから自転車をクルマに搭載して大阪を出発。
結局、大阪を出発したのは『PM18:00』。
途中、サービスエリアでガソリンを給油して子どもたちへのお土産も無事に購入して広島に向けて運転する。
そこからは安全運転で約5時間かけて無事に広島へ到着。
23時過ぎに自宅に到着し、時間も遅くなったので車から荷物を降ろして簡単に片づけをして今回の全ての行程を終了。
これで今回のキャノンボールのチャレンジを無事に完了したことになる。
長いようであっという間の3日間であり、これ以上ないくらい充実した3日間であった。
●チャレンジを終えての振り返り
今回の『大阪⇒東京キャノンボール』を終えて、今年の目標のひとつを達成することができたので本当に嬉しく感じている。
チャレンジを振り返った時に自分なりに達成に繋がったポイントがあったと思うので、簡単に挙げてみる。
まず1つ目は『ストレッチ』である。
これまで何度もブログで書いているが、ロングライド中はいつも腰が痛くなり走りに集中できないタイミングが出てくるのだが、今回はその腰痛の度合いが非常に少なくて最後までしっかり走れた感じがした。特に対策として意識したのが信号ストップ時でのストレッチである。
信号ストップで長く停車するタイミングだと、停まった瞬間に自転車から下りてトップチューブを両手で掴んで腰を意識した屈伸を数回行った。自転車の振動吸収性の良さもあるとは思うのだが、ここまで走りのパフォーマンスに影響したのでストレッチが効果あったのではと感じ、今後も続けてみようと思う。
2つ目は『補給』である。
補給に関しては今までの経験からくるものを自分に合った形で継続しているのだが、今回はいつも以上に体調の浮き沈みが少なかったように感じる。
これだけの時間をファストライドで走っているとどうしても胃腸の状態が思わしくなく、出力が安定しない時間帯が何度か訪れるのだが、今回はその時間帯が少なくそして短かったと思う。
基本的に空腹感を関係なく、定期的にパンやおにぎりと言ったものを食べるようにしていたのと、コンビニストップの時に野菜ジュースを飲んでビタミンをしっかり意識して摂ったのでそのあたりがうまくいったのではと感じている。ただ補給は季節的なものもあるのでもっと自分に合ったやり方を見つけていきたい。
そして3つ目は『ルート』である。
今回走ったルートに関しては、設定したルートを最後まで走り切ったわけだが、ブログでも少し載せたように途中時間に追われた際に時間的に有利なルートへの変更が何度か頭をよぎったタイミングがあった。
全て大雨に打たれた静岡以降の後半の区間だが、最初は『箱根越え→御殿場ルート』である。最近のキャノボのトレンドとして御殿場を走る人が多いと言うことは時間的なメリットがあるものだと思っている。
しかし御殿場ルートに変更してしまうと今回のチャレンジの目的が大きく変わってしまうし、御殿場まわりは走る準備をしていないためコースプロフィールが頭に入ってないので、すぐに考えを改めた。
次は『箱根峠』から『旧道』へ変更する案である。かなり時間的に厳しいと思っていた時間帯だったので、こちらも距離と時間の短縮にメリットを感じて、箱根を登りながら考えた次第である。ただ旧道の方が勾配がきついイメージだったので下りでのデメリットが大きく感じてこちらの案も却下。
結果的にどちらも採用しなくて正解だったと思っている。特にルート変更は事前にどちらでも走れるだけの準備をしておけばありだと思うが、今回の場合はルートに関してこだわりを持っての挑戦だったので別ルートのことはほぼ頭になかった。結果論だが、仮にルート変更をしたとして、達成できた場合も出来なかった場合もどちらでも後悔の念が残ったのではと思うので、自分の判断は間違ってなかったと感じている。
その他にも達成に繋がったポイントはあると思うが、自分として大きかったと感じたのは以上の3つである。
走っている途中のモチベーションも終始、高かったと感じている。これはフォロワーの皆さんからたくさん応援していただいたことが大きかった。
スタート地点と道中、そしてゴール地点で応援に駆けつけてくださったことは当然ながら、Twitterでの応援もすごく力になりモチベーションを高く保ち続けることができた大きな要因だった。
良い時もそうで無い時も、頭の中は焦ることなく比較的冷静に物事を考えることができていたのもポイントだったのではと感じている。
これまでの経験が生きていると感じたし、過去の失敗もここに繋がっていることを改めて感じた。何度も自分なりに走ってきたチャレンジライドが今の自分の集大成として結果に繋がったことが素直に嬉しかった。
●エピローグ
キャノンボールを双方向達成して少し時間が経過したが、既に新しい目標が出来ている。
正直な思いとして、一番達成したかった現実的である大きな目標としてキャノンボールが存在していたので、他なチャレンジへのモチベーションや次の目標が無くなってしまうのではとも思っていたが、全くそんなことはなく既により大きなチャレンジをしたい気持ちが強くなっている。
当面の目標は年初に立てた目標で、まだ挑戦前の『R9キャノボ』と『四国一周』を優先して考えているが、それらとは別の目標として新しい目標が増えている。
新しい目標に挑戦するためには自分にとって足りない部分がまだまだあると思っているので、そこへ向けて経験値を増やすためにも、今年立てた目標はチャレンジして達成したい思いが強い。
今回のキャノンボールも次のチャレンジに必ず生きてくるし、達成のために良い影響を与えてくれると思う。
同系のファストライドで『R1キャノンボール』を超えるようなコンテンツは少ないと思うが、どうせなら引けを取らないようなチャレンジに挑戦したい。
しっかり計画と準備を進めて、チャンスがあれば今年の秋か来年の春あたりにチャレンジに移したいと思う。
内容的に『R1キャノンボール』の延長的チャレンジとなると思っているので、「この時に言っていたことか」と思い返していただくことができればとてもありがたいです。
●終わりに
長くなりましたが、今回の『大阪⇒東京キャノンボール2022』はこのあたりで締めさせていただきます。
自分にとって憧れで念願のチャレンジに挑戦し達成できたことを本当に嬉しく思います。
そして、そんなチャレンジをたくさんの方に応援していただき、達成を祝福していただいたことがこれ以上なく嬉しく次へのモチベーションに繋がっています。
自分がしていただいたことを次の方に繋げていけるように、チャレンジされる皆さんを応援させていただきたいと思います。
そして、また応援していただけるような魅力あるチャレンジに挑戦してきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
いつもブログを読んでいただき本当にありがとうございます。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:42歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
≪キャノンボール≫
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年6月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分