【千ケイよんぱち計画】エピソード②
【千ケイよんぱち計画】エピソード②
〈2025.3.29〉
『自転車で1,000kmを48時間以内で走りきる』を目標とする『千ケイよんぱち計画』。
今回は、2回目のエピソードとして『食料と水分の補給』について書いてみます。
【これまで】
まず、これまでのチャレンジにおける補給についてですが、ほぼ考えることなくその場の雰囲気でこなしてきました。
ロードバイクに乗り始めたころから多少は考え方が変わってはきていたと思いますが、基本的にはハンガーノックにならないようお腹が空く前に補給をする程度でした。
その上で意識していた流れは以下のとおりです。
①補給食やドリンクを携帯できる範囲で持って走る
②基本的には走りながら、もしくは信号待ちで補給を行う
③携帯分の補給が少なくなってきたらタイミング次第でコンビニ等で追加
以上の流れを繰り返し、出来る限り時間短縮につなげると言った感じでした。
補給する物に関しても、特に内容について考えることなく好きなものを選んでいました。
例えば、何となく腹持ちが良さそうだからおにぎりを選んだり、補給に適してそうだからインゼリーを選んだり、単純に好きだから蒸しパンを選んだり、といったようにしっかりとした根拠もなく雰囲気で選ぶと言った感じです。
24時間で約500kmであれば、今までのような感覚的な補給方法でしのいで来れましたが、48時間で約1000kmを走ろうと思うと、これまでの補給方法だと厳しいはずです。
ちなみに以前走った、国道9号の約630kmのチャレンジでも補給がうまくいかなったようで、途中体調を崩し3時間程度の休憩をはさみ何とか走り切ったこともありました。
【これから】
補給について考え始めたきっかけは、1年半前からポッドキャストでトレイルランニングの番組を聴くようになり、そこで行動時間の長いレース中の補給方法についてリアルな話をいくつも聴いていて、自分としてロードバイクでのチャレンジに置き換えて考える事ができるのではと思いました。
スポーツとしての種類は異なるが、通じる部分が多いと感じ、いつか具体的に試してみたいと思っていました。
行動時間の長いロングディスタンスと呼ばれるカテゴリーでは当たり前なセオリーとしてあるのだと思うが、私としては改善できる内容が多く伸び幅があるため、取り組む意義が大きいと感じました。
まずはいくつか試してみて、自分に合った形にアジャストしていく感じで進めていきたいと思います。
ではどんなことを実践していくか挙げてみます。
①平常時の自分の身体に存在しているエネルギー量を把握する
②走る時間や強度による消費kcalを計算し、1時間毎に必要なエネルギー量を把握する
③1時間の必要エネルギー量をもとにトータルで走る時間に換算して考える
④補給する内容を自分なりに吟味する
⑤走る時間に応じて、補給する内容、タイミング、感覚を自分なりに考え試してみる
⑥糖質、脂質、タンパク質、電解質等のバランスも考える
一旦、以上の内容を挙げましたが、まだまだ具体的で詳細な内容にすると、かなり細かく長い内容になるので、この先は実際に試しながら進めていきたいと思います。
【すぐに試してみること】
これを書いている今日が2025年の3月29日で、明日3月30日から1泊2日で広島~小倉間の200kmを2日連続で走ります。
まずは、200kmを8~9時間で走る設定で補給計画を立て、自分なりにどのような体調で走ることができるか試してみます。
今回の補給計画は以下の内容です。
・8時間走行の場合の想定必要エネルギー量:約3,000~3,500kcal程度
・1時間毎の補給エネルギー量:250~300kcal程度/元々の体内にあるエネルギー量を加味
・上記の2項目をベースに携帯する補給物を摂取する/内容、タイミングは考えながら
《補給物資》
・600kcal/カロリーメイト的なバランス栄養食:2本入り×3種類/@100kcal
・300kcal/カロリーメイト的なバランス栄養食:2種類/@150kcal
・400kcal程度/おにぎり×2個/@200kcal程度
・600kcal程度/パン×2個/@300kcal程度
・550kcal程度/お菓子/ぬれおかき=200kcal、柿ピー(45g)=200kcal、グミ=150kcal程度
・50kcal程度/栄養ゼリー
■合計:約2,400kcal

初日は、以上の補給物資を持って走る予定で計画しています。
また、ここにプラスのドリンクとして水とスポーツドリンクを携帯する予定です。
実際には朝食分の500kcal程度のエネルギーもプラスになるので、このあたりも鑑みて、どのような走り終えたときの補給実績を自分なりに得たいと思います。
これはまだ自分にとって補給計画の最初の一歩なので、いろいろ試しながら進んでいけたらと思います。
【おわりに】
今回の小倉200kmはテスト的要素も含みますが、現地で九州の自転車仲間の方々と食事を一緒にする予定なので、そちらも楽しみたいと思います。
究極的には、平常時の食事制限なども考えていくべきだと思いますが、楽しみながら進めていきたいので、現地での楽しみも一つの目的として走ろうと思います。
それでは引き続きよろしくお願いいたします。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:44歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
・2022年12月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【513km】:23時間51分
≪国道一桁(1号除/10号含)キャノンボール≫
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年4月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道9号キャノンボール(下関⇒京都)【636km】:31時間48分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分
【千ケイよんぱち計画】エピソード①
【千ケイよんぱち計画】エピソード①
《2025.3.21》
こんにちは。2025年も3月となりました。
今回から自分の目標としているチャレンジ実施に向けての計画について書いていきます。
チャレンジの概要は『自転車で1,000kmを48時間以内で走りきる』です。
ここでは呼び方をやや簡略化して『千ケイよんぱち計画』といたします。
チャレンジに向けて、その時の状況やチャレンジに向けての考え方や心構えなど、様々な角度から長期的なシリーズのように書いていきたいと考えています。
今回はエピソード1回目と言うことで走るルートに関してと思ったのですが1,000kmのルートにはいくつか案があるので、また改めて書くことにして、まずは自分の現状として、いまの走力事情やチャレンジに向けて頭の中に描いている大まかなスケジュールについて書いてみます。
【走力事情】
まずは私の現在の走力事情についてです。
昨年末の前回のブログに、チャレンジに向けての走力の説明で以下のように書いていました。
↓↓↓
タイム目標は1,000kmをキャノボペースで走ることを考えているのでそれを走るための最低限の走力。走力だけで攻略する気はないので、私的な感覚で『キャノボを達成してまだ走り続ける元気がある程度残っている程度』としておきます。
と、かなりざっくりした感じです。
ロードバイクやそれに準ずる自転車で1,000kmクラスのチャレンジを過去に何度も走ったり、直近で同様の負荷がかかるようなイベントを行っていたらもっと具体的に表現できるかもしれませんが、私は1度での1,000kmの走行は過去に1度だけ。しかも2021年のことなので約4年もまえのこと。
さらにその他のチャレンジ走行自体、2年以上実施していないので、まずは感覚を戻さないといけない状況です。
そんな中、最近は自転車に乗る頻度が増えていて、昨年の夏から秋にかけてCTL(STRAVAではフィットネス)が20前後だったのが、今年の3月には90程度まで上がってきています。

FTPの数値や計測タイミングの兼ね合いもあるので実際はもう少し下がるかもしれませんが、走力という点では少しずつ戻っていること自体には間違いありません。
ここからチャレンジに向けてやっていかないといけないことはロング耐性を整えていくことです。
ロング耐性といってもいろいろあるのですが、それについていくつか段階的なものとして挙げてみます。
まず1つ目は、ロングライドの基本的なものとして、200km程度のロングライドをキャノボペースで複数回走り身体を慣らしていくこと。
また、ブルベ等で300km、400km、600kmあたりを走るのも良いと思います。
2つ目は『24時間程度の時間、行動し続けること』を実施すること。これはある程度、安全な環境でやるべきだと考えるので、近場で出来るエベレスティングやオリジナルの24時間耐久走などが思いつきます。
その先にある3つ目としては、目標のチャレンジを見据えて『48時間程度の時間、行動し続けること』でしょうか。
このあたりの内容は、そういった環境下で実際に自分の身体がどのような反応をするか、どうすればパフォーマンスを維持できるかなどテスト的なものを兼ねて安全を担保しつつやってみたいと思っています。
【大まかなスケジュール】
これからのスケジュールですが、3月末に連休が取れたので、まずは200km程度のライドを実施する計画を立てていきます。
広島~小倉間がちょうど200kmなので、連休を利用して連日の200km走行を計画して進めたいと思います。

次に4~6月のゴールデンウィーク含めた期間の中で、日程が調整できれば24時間耐久か500km程度のロングライドを走りたいです。
そして同期間に機会があれば36時間耐久か48時間耐久、または近場スタートで走れる600~1,000kmを考えてみたいです。
その後は時季として夏になるので、順調にいけば今年の秋以降、来年の春あたりを最終ターゲットとして見据えていけたらと考えています。
以上が、かなり大まかなスケジュールです。
【おわりに】
今回は以上となりますが、まずは200km程度のロングライドを問題なく走れるかどうかから始めていきます。
200kmオーバーの走行は2023年の6月以来となるので、かなり久しぶりで楽しみです。
200kmでも自分なりの課題とテスト的要素も含めながら、そして安全第一で楽しみながら走りたいです。
それでは引き続きよろしくお願いいたします。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:44歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
・2022年12月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【513km】:23時間51分
≪国道一桁(1号除/10号含)キャノンボール≫
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年4月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道9号キャノンボール(下関⇒京都)【636km】:31時間48分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分
ロードバイクで今後やりたいチャレンジ
■今後やりたいチャレンジ
こんにちは。
2024年も年の瀬となり、みなさんも今年1年間の締め括りと併せて来年への目標ややりたいことを考えられているのではないでしょうか?
私も自転車でのやりたいチャレンジはあるのですが、明確に来年の目標と言えないため『今後やりたいチャレンジ』と少しボヤけた感じでの目標となります。
私がやりたいチャレンジは『1,000kmクラスのチャレンジライドを複数』です。
なぜ『来年』ではなく『今後』なのか?
これには私なりにいくつかの理由があります。
【『今後』とした理由】
まずは『1,000kmとなると日程の調整が簡単ではない』です。
自転車で1,000kmだと前後の動きを含めて必要日数が最低3日間となります。【イメージ⇒(走行:約48時間)+(発着場所への移動や睡眠:約24時間)=約72時間】
そのため3連休を確保する必要がありますが、確実なのはゴールデンウィークになります。(8月のお盆時期も可能だが気温的に難しい?)
その他、タイミングよく3連休が取得出来たらチャンスはあるのですが、確実性がないためこの時期にやると言えない状況です。
2つ目の理由ですが『チャレンジライドのブランクが2年あるので仕上がりが不明』ということです。
2022年11月のOTキャノボを最後に24時間を超える長丁場のライドを走ってないので走力的に不安な点が多いです。
自分がやりたいチャレンジに向けて、ブルベや個人的なロングライドで長い距離の感覚をもどして挑戦したい思いのため少し長期的な感覚でいます。
最後に3つ目の理由ですが『いくつチャレンジしたいプランがあるため』です。
『1,000kmクラスのチャレンジライドを複数』とうたっているので一つではないため、前述した理由も含めて単純に来年1年での目標とは括らずに、『今後やりたい』としました。
一番やりたいチャレンジをメインターゲットとすると、いきなりそこに挑戦するのではなく、2番目や3番目にある同等の規模のチャレンジを段階を踏みながら挑戦したい思いがあります。
そうなると、年間に走れる本数を鑑みて『今後』と言う表現にしています。
【チャレンジに向けての取組み】
いろいろ時間がかかる前置きはしつつも、自分なりに色んな側面から準備は進めているので、その項目について簡単に書いてみます。
①走力
タイム目標は1,000kmをキャノボペースで走ることを考えているのでそれを走るための最低限の走力。走力だけで攻略する気はないので、私的な感覚で『キャノボを達成してまだ走り続ける元気がある程度残っている程度』としておきます。
②機材
機材に関しては『自転車本体』、『自転車本体に付帯、取付ける物』として捉えています。
自転車自体は今使用しているロードバイクを使用するので、そのバイクにどのような装備を追加するかになります。ツールボックスやフレームバッグの種類も含めて考えています。
③ウェア、携帯品
先述した機材と混同する部分もあるが、『身に付けるもの』、『バッグ等に入れる物』として考えます。ウェアはそのままの意味で、携帯品はツールボックスやバッグ、バックポケット等に入れているものを指しています。
④補給
チャレンジ中の補給は当然だが、チャレンジ前からの準備期間を含めた補給についての内容や考え方についてで、オリジナリティがより出やすい項目であり、大きなポイントの一つだと思います。
⑤メンタル
最後の項目として『メンタル』です。長丁場なのでメンタルのウェイトも大きくなると思います。
考え方や気持ちの持っていき方、チャレンジの結果に大きく関わってくる項目です。
以上の5つを準備するべき項目として挙げさせていただきました。
この他にも時期、天候、風向き、時刻等の外的要因やルート選定も重要ですが、これらに関しては選択肢が限られるという理由で入れていませんのでご理解ください。
上記に挙げた5つの項目も1,000kmクラスのチャレンジになると項目単体ではなくそれぞれの項目が複雑に絡み合ってきて、選択肢が無数に出てきます。
自分に適したスタイルを探しながら検討や準備をしている状況ですが、積み上げが必要な項目であったり、実際にテストしないと結果が分からない項目や組み合わせもあるので、そのあたりの内容についても今後ブログで書いていきたいと思います。
【終わりに】
2024年もあと少しで終わり2025年になります。
年が変わったからと言って、自分自身に急に大きな変化があるわけではありません。普通に考えるとただ1日が経過しただけです。
しかし、自分の中での節目として何かを始めたり決意を新たにするにはとてもいいタイミングだと思います。
今の自分や環境にモヤモヤしている人は、過去のネガティブな事や考えを自分にとって都合よく清算し、物事を無理やりポジティブに捉えてみてはいかがでしょうか?
何かが大きく変わるきっかけになるかもしれません。
今が充実している人は、よりポジティブに考え、更なる飛躍を目指していただきたいです。
最後になりますが、関わってくださっている皆さま今年1年間ありがとうございました。
皆さまにとって2025年が素敵な1年になりますように。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:44歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
・2022年12月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【513km】:23時間51分
≪国道一桁(1号除/10号含)キャノンボール≫
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年6月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道9号キャノンボール(下関⇒京都)【636km】:31時間48分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分
2年ぶりのブログ更新
■2年ぶりのブログ更新
大変ご無沙汰しております。
たけまさです。
ブログを更新するのは2022年12月以来なので丸2年ぶりとなります。
2年前のブログの内容は3回目のキャノンボール挑戦の内容でした。
その後の2年間ですが、はじめの1年間は仕事をはじめとしたプライベートなことがバタついていたためロードバイクに乗る頻度が極端に減ってしまいました。
また、今年においては2月頃に、始めたばかりのランニング中に脚の肉離れを起こしてしまい、それが長引き夏前まで運動できない状況でした。(ランニングはクロストレーニングの一環なので私の中での運動の本命はロードバイクで変わりないです)
結局、夏の暑さが落ち着くまでロードバイクに乗る意欲が湧かず、11月になり通勤との兼ね合いもあり再び乗る機会が増えてきた次第です。
短い距離でも週5~6回の頻度で自転車に乗っていると走力が戻ってきているのが実感でき、自分の中にくすぶっていたチャレンジへの意欲が少しずつですが湧き始めています。
2年のブランク中、まったく自転車から距離を置いていたわけでなく自転車に乗る量が減っていただけで、ブルベの開催をさせていただいたり、たまにですが仲良くさせていただいている方々とは一緒に走る機会があったりもしました。
また今年に関してはランニングでの怪我をする前までは、自転車のチャレンジ計画も立てており5月や9月の連休で実行できるように色々と考えてはおりました。ただ約1年間何もできず終わってしまい、今はその続きに向けて再スタートを切った状況です。
【今後について】
まずは今回ブログを再開したきっかけについて書いてみます。
最近、ふと自分のブログを自身で見返す機会があり、自転車を始めたころの状況やその当時の想いを振り返ることがありました。
2016年に最初のロードバイクを購入しその当時の状況について思い返したり、乗り始めたころのサイクリングについて、また今のチャレンジ志向な乗り方に至ることなど、これまでの自分の自転車に関する思い出が書かれていました。
ここ直近のブログの内容はほぼチャレンジライドの内容についての計画や走行記となっており、1回1回の内容にボリュームを持たせてしまい、自分にとってブログを書くことが少し大変な状態だったのかなと思えてきました。
当然、チャレンジの記録を残すと言う側面は続けたいと思うが、自分自身もう少しライトで気楽な内容も書きたいと感じた次第です。
2年間ブログを更新していなくても、一定数の閲覧数があり目を通してくださっている方がいるということは大変ありがたいことであり、せっかくなら自分としても気楽に続けれるスタイルにできないかなと考え始めました。
そこで今回2年ぶりにブログを更新しているのですが、チャレンジ関係は来年(2025年)の春の連休にむけて取り組みたいので、そこにむけての内容を少しずつ書いていきたいです。
それ以外では、自転車関連はじめ興味を持ち始めているランニングに関しての内容、はたまた全く関係のない内容もいいのかなと考えたりもしています。
このブログを読んでくださっている方に少しでも楽しんでいただけること、興味を持っていただけること、そして自分自身が読み返したときにその当時のことが思い返せたら良いのかな。
【終わりに】
年齢も来年で45となり、自転車歴も来年で10年目に突入です。
「年齢はただの数字」と最近よく聴いているポッドキャストで言っていたので、何事もポジティブに捉えていきたいと思います。
それでは2年ぶりの再開ブログはこのあたりで締めさせていただきます。
改めてになりますがよろしくお願いいたします。
最後まで目を通していただきありがとうございました。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:44歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
・2022年12月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【513km】:23時間51分
≪国道一桁(1号除/10号含)キャノンボール≫
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年6月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道9号キャノンボール(下関⇒京都)【636km】:31時間48分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分
東京⇒大阪キャノンボール2022(秋)【本編】
※【プロローグ】はこちら
↓↓↓
東京⇒大阪キャノンボール2022(秋)【プロローグ】 - まさゆめ~広島~たけまさのロードバイク日記
東京日本橋の国道1号道路元標でキャノンボールのスタートを待つ。
ここをスタート地点として走り始めるのは、2019年9月のTOキャノボ以来なので約3年ぶり。
キャノンボールに挑むにあたり3年前の心境とは全く違うがワクワクした気持ちの高鳴りは同じである。大きく違う点は不安感の無さである。
これまでのキャノンボールだと初回のTO時は初めての挑戦ということもあり自分の中での達成の勝機は良くて五分五分くらいであった。500kmオーバーを24時間以内で走った経験は数回あったがルート自体ほぼ初見であったため不透明な要素がたくさんあったので不安も大きかった。
2度目のOT時はクラシックルートということで距離が約545kmであったため、トラブル等の要素がなければ達成できそうだが走ってみないと分からない部分も多く達成予想は6割くらいであった。ただ初回と比べて経験値が増していたので自信を持って挑めていたのはよく覚えている。
そして今回の3回目は、過去2回挑戦し達成した自信と経験があったので走るルートと距離的なものも含めて考えると自分の中での達成確率は8~9割くらいはあったと思う。ただキャノンボールの難しさは前回のR9でも強く感じているので油断するような自信ではなく、良い意味で余裕を持って挑めている感じである。
今回のキャノボはポジティブな要素が多く、『とにかく楽しみながら走る』を頭に入れて走れそうなイメージが強くできている。
リラックスした状態で時刻もスタート予定の『AM6:00』になり、信号がちょうど青になったので見送りに来てくださった方々に「いってきます」と手を振って大阪に向けて走り出す。

●キャノンボールスタート
国道1号の起点をスタートし走り始める。
半年前にゴールだった地点。3年前に初キャノンボールでスタートした地点。色んな思いを胸に3度目のキャノンボールをスタート。
時刻はAM6時で空がちょうど明るくなり始めたところ。
この時刻でも東京都内の交通量は思っていた以上にある。
スタートした直後で気持ちに焦りはないし身体はフレッシュとはいえ、これまでの経験があるのでどんなペースで走ればいいのか把握ができている。そのため良い意味でマイペースで走ることができる。
皇居横を通過中の信号待ちに朝焼けが綺麗だったので写真を撮る。

東京都内の信号峠を安全第一で走り抜け多摩川を渡り神奈川県に突入。
時刻はAM7時でちょうど1時間が経過。
今回の決め事にしていた『1時間毎に経過をツイートする』の最初のツイートをする。

1時間経過。走行距離は18km弱。グロスはそのまま18km。
思った以上に進むことができていないので、これが初挑戦であったら焦ってペースアップを考えたりしそうだが、今回は焦りはほぼない。
この信号峠でのグロス18kmですら、ネタとして楽しもうと思えている。
神奈川県に入り細かなアップダウンと都内と変わらないような信号の繰り返しで、事前に聞いていたR246の情報どおりのルートを進んでいく。

2時間経過。走行距離は約37km。1時間の走行は約19km。ここまでのグロスは18.5km。
ツイートしているように今回はキャノボを楽しむために信号ストップ時にはTwitterをチェックして気持ちを前向きに保つようにしている。
そして補給も定期的に口に入れながら走っている。今回の補給事情は基本的には携帯している補給物資を走りながら食べるようにしている。袋の開封など走りながらで難しいものは信号ストップで行う。持って走る補給はパンやおにぎりを5個ぐらいとドリンクはボトル1本に水とそれとは別でペットボトルでジュース等を背中のポケットに入れて走っている。
補給物資の補充は無くなりそうなタイミングを見てコンビニストップで買うように考えている。私は補給食の種類や銘柄を決め打ちしていないので、入ったコンビニでパンやおにぎりで携行しやすく美味しそうなものをササっと選ぶようにしている。その場で消費するのはヨーグルトやプリン、野菜ジュースを一瞬で消費する感じである。
作戦としては定番であるが、極力コンビニストップ回数を減らすことと滞在時間を抑えることを考えている。

3時間経過。走行距離は約62km。1時間の走行は約25km。ここまでのグロスは20.6km。
ようやく信号も少なくなりペースを上げて走ることができ、グロスも上がってきた。
この3時間経過のツイート時刻も『AM9:23』ということを考えると、信号にかからず前に進めているのがよく分かる。
ちなみにこのツイートの10分前に富士山を見つけて記念撮影をしているので、気分良く楽しみながら走れている。

R246を自転車で走るのは初めてで、情報としては箱根の北側を走り御殿場を抜けて沼津でR1に合流するは知っているが、富士山が見えるという意識は全くなかった。そこに来てこの快晴で富士山がくっきり見える状態で走ることができているので、これ以上ないほどの楽しさである。
広島に住んでいたら富士山を見る機会が少ないのでありがたみがデカいです。

4時間経過。走行距離は約86km。1時間の走行は約24km。ここまでのグロスは21.5km。
御殿場に向けてダラダラとした登りを進んでいる区間。
平日でトラックが多いが道はきれいなので悪くないペースで走れている。風向きはここまで微風でやや追い風気味。
少しして静岡県に突入。つい先日広島から浜松まで自転車で走ったので2週間ぶりの静岡県である。

そして今回のルートで最高地点がある御殿場に到着。
時刻は11時ごろということで、気温も20℃近くありかなり走りやすい。

5時間経過。走行距離は約107km。1時間の走行は約21km。ここまでのグロスは21.4km。
この1時間はほぼ登り区間だったのでペースを上げることができていないが、富士山を見ながら走れているので気持ち的にかなり楽しく走ることができている。

6時間経過。走行距離は約131km。1時間の走行は約24km。ここまでのグロスは21.8km。
御殿場から沼津まではずっと下り区間。富士山を右手に見ながら気持ちよく走れているが、R246から1本海側の道を走っていて思ったほどスピードに乗れなかったのと、1ヵ所ルートミスをしてしまいペースを上げきれなかった。
ここから少ししてパワーメーターの電池が切れてしまい、パワー表示がされなくなってします。走っている最中はパワメの数値が無くても大きな問題ではないのでそのまま走り続ける。

7時間経過。走行距離は約159km。1時間の走行は約28km。ここまでのグロスは22.7km。
この区間はほとんど平坦で追い風もいい感じで吹いていたのでペースも上がりいい感じで走れている。
ここまでほぼ無理な走りはしていないがグロスも戻ってきて良い感じである。
しかし、先ほど電池切れしたパワメのことで走行中のペースの指標となる部分もあるが自分として大事なのは走り終えた後のデータとしてパワー値が残っていた方が今後のチャレンジへの分析や参考データとして活用できるのでやはり電池交換をしたいと思い始めていた。
食料はまだ余裕があったのでコンビニストップはまだまだ先で考えていたが、電池調達を兼ねてコンビニに寄ることに。

私のパワメはガーミンのペダル型で、『LR44』の電池が片方につき2個必要なので、両側で4個の電池が必要となる。確実にゲットするため在庫的にセブンイレブンが良いと考え、左側に現れたセブンイレブンに入ったのだが電池の在庫が2個しかなかった。
仕方なく補給物資と一緒に2個の電池を購入して、片側だけ電池交換を済ませる。
そのあとに寄ったコンビニがファミリーマートだったがここには在庫なし。続いてセブンイレブンを見つけてようやく電池を2個追加で購入できもう片方の電池交換も完了。

パワーメーターの表示も無事に確認できようやく再び気持ちよく走れるようになる。

8時間経過。走行距離は約178km。1時間の走行は約19km。ここまでのグロスは22.2km。
コンビニストップの影響もあり少しペースダウンしたが問題があるレベルではないので引き続きマイペースを維持。
静岡市の街中に入り信号が増えてきたが、前回通過時は暗かったので違う景色を楽しみながら先へ進む。
宇津ノ谷峠へのアプローチもしっかりケアしながら問題なくクリア

9時間経過。走行距離は約201km。1時間の走行は約23km。ここまでのグロスは22.3km。
藤枝市内を通過中。このあたりの信号ストップでは下半身のストレッチも欠かさず行っている。
まだ疲れているわけではないが、できるだけ疲労を溜めないように工夫をする。
中ボス的存在の金谷峠も問題なくクリア。過去2回写真を撮ったことがなかったので頂上にあるそれらしきホテルで記念撮影を撮る。

Twitterでも『はやとさん』のホテルネタを確認して楽しみながら気楽に走る。

10時間経過。走行距離は約223km。1時間の走行は約22km。ここまでのグロスは22.3km。
事前の計画からは遅れてしまっているが達成ペースで考えると問題ないので、この後も無理なくマイペースで。
ここまで本当に前向きに楽しく走れているので、この後も同じ感じで走りたい。
袋井あたりを走っていると交差点の信号でフォロワーの『shelliemayさん』が迎撃してもらう。
最初はどなたかすぐに分からず、半年前のOT時にも応援に来てもらったという話になり、別の方と認識して少し話がかみ合わず。最後には先日浜松に来た時に「仕事が都合つけば一緒に餃子を食べたかった」という話でようやく理解して半年前に反対側の道路上にあるコンビニで握手をした『shelliemayさん』と認識できた。

迎撃応援ありがとうございました。

11時間経過。走行距離は約246km。1時間の走行は約23km。ここまでのグロスは22.3km。
天竜川橋手前あたりで時刻は17時。11時間で全行程の半分あたりまでを目標にしていたが約10kmほど遅れている。だが達成ペースとしては問題ないのでここからも焦らずマイペースで。
この後は夜間走行で、ルートもここからは浜名湖北側を抜ける姫街道を進んでいくことになる。

R1と比べて多少アップダウンはあるが走行距離を短縮できることと、R1より交通量が少ないと思いそこがアドバンテージになると思って走っていたのだが、夕方という時間帯で交通量がかなり多い。車線も片側1車線の区間が多いので流れもそこまで良くない。浜名湖北のR362あたりまできたら交通量も落ち着き流れもよくなってきた。
このルートは夕方の時間帯との相性が良くないと感じたが一部分が渋滞しやすそうなのでもう少し早い時間帯ならスムーズなのかなと想像したりしたが、R1と簡単には比較できないと感じた。ただ同じ時間に走るなら次はR1を選ぶ気がする。
12時間が経過する少し前の約260kmの地点で『なるさん』が道路沿いで迎撃に来てくださっていた。
2週間前のお礼を伝え、少しだけ話をしてグータッチでエールをいただき先へ進む。

ちなみになるさんとは今年5度お会いしている。
5月の私のOTキャノボ時に浜松で、8月のなるさんの日本縦断時に広島で、9月の広島ブルベの尾道で、先日の浜松遠征で、そして今回の私のTOキャノボでお会いし5度も会うことができた。
おそらく今年一番お会いしたフォロワーさんは『なるさん』だと思う。
大変お世話になりました。

12時間経過。走行距離は約266km。1時間の走行は約20km。ここまでのグロスは22.1km。
なるさんと別れた後、12時間が経過したが、気持ち的には「あっという間の12時間だった」といった感じである。なるさんに元気をいただいた後ということもあるが、ここまで楽しく走れているということが大きい。
ルート的にもここからは愛知県に入った後は伊賀越えと清滝の登り以外、まとまった登りは無いので気持ち的にネガティブな要素が少ないのもメンタルにつながっていると思う。

13時間経過。走行距離は約291km。1時間の走行は約25km。ここまでのグロスは22.3km。
姫街道も終盤に差し掛かり国道1号に合流する前あたり、やや下り基調ということもありペースが戻ってきた。
永遠に続くと言われる静岡県もたくさんのポイントで楽しく走れたらあっという間に終わっていた。
20時前の夕食の時間帯、むすめからこんなメールが来た。

楽しく走っているとはいえ流石に食事に関してはすごく楽しいとは言えず、食事らしきものはパンとおにぎりなので正直に答えておいた。
でも楽しいという気持ちではなく、食べることのありがたさなどポジティブに考えれる要素はいろいろあるのでそこは上手くメンタルコントロールしていく。
前日の夜に『じーにょさん』にいただいた、日光のお煎餅をいただく。


14時間経過。走行距離は約313km。1時間の走行は約24km。ここまでのグロスは22.3km。
距離的には残り200km。24時間という制限時間で考えると残り10時間あるので、達成に向けては順調ではある。私としてはここからも変わらないマイペースで進みどれくらいのタイムで走り切れることができるかが重要なので引き続き同じ気持ちとペース配分で進んでいく。
トイレに行きたいタイミングで道の駅があったので寄ってみるとコンビニが併設されていたので、2度目の補給ポイントにする。

ここでも食べ物は買って補充するだけで、バナナジュースだけ飲んで再出発。
この後の補給休憩だが、残りの距離と時間を考えると無理すればピットインなしでゴールまで走り切れるかもしれないが、今回は出来る限りペースを一定で走りたいので、もう一回は補給休憩をする想定でこの後持って走る補給の量を考えてみた。
R1に合流してから21時前ということもありそこそこの交通量はあるが車の流れで走れるので走りづらさは感じない。ただ期待していた追い風がほとんど吹いてないので少し残念ではある。

15時間経過。走行距離は約333km。1時間の走行は約20km。ここまでのグロスは22.2km。
愛知県も中ほどまで進んだあたりで21時となったが、交通量は相変わらず多い。
話が少し脱線しますが、私の中で愛知県を楽しく走るコツがあるので簡単に説明します。
『愛知県のクルマのナンバー地名当てゲーム』である。
自分を追い越していくクルマのナンバーの地名を何回連続で当てることができるかというゲームなのだが、一見つまらないのではと感じるが、淡々と走っているキャノボ中には気が紛れて悪くないと思っている。
分岐の少ない地点でルートのことをそこまで考える必要がない区間でないとうっかりルートミスをしかねないので、R1の『本宿から豊明』あたりまでを走っている約35kmの区間で気が向いたらやる感じである。
基本的には『三河、豊橋、岡崎』、次に『名古屋、豊田、尾張小牧』あたりが多いイメージだが、たまに『浜松』や『四日市』といった県外ナンバーも現れるのでそう簡単ではない。
時間帯によって立て続けに追い越されることも多いので、連続で見るわけではなく、ナンバーを認識した後に頭で整理できるタイミングで次に追い越していくクルマのナンバーを当てるといった感じで何回連続で当てれるかを楽しむようにしている。
一応「5回連続で当てれたら良いことがあるかも」くらいで楽しみながらが丁度良いと思っている。
話を戻しますが、この区間で『みきさん』が応援に来てくださっていた。

半年前はロードバイクに乗りいかにもそれっぽい感じで迎撃に来てくださったが、今回は夜ということもあり私服だったので最初はどなたか分からなかった。停まって言葉を交わし『みきさん』と認識して少しだけ話をする。この後も2~3km進んだあたりで車の中からも声をかけていただき元気をいただきました。
今回もありがとうございました。
そして名古屋の少し手前あたりで、今度は『むらちーさん』が応援に来て下っていた。

むらちーさんは一桁キャノンボーラーでTwitterでも度々やり取りをさせていただいている。また私がR9キャノボにチャレンジした少し後にむらちーさんも同じR9キャノボに挑戦され29時間くらいで走り切られてかなり凄い方である。
今回初めてお会いしたのですが、色々とお話ができて嬉しかったです。ありがとうございました。

16時間経過。走行距離は約351km。1時間の走行は約17km。ここまでのグロスは21.9km。
RIからR23にかけての分岐で少し迷ってしまい裏道で行き止まりにも掴まり15分くらいロスしてしまい、この1時間の走行が17kmとかなり落ちてしまっている。高架などへのアプローチは念入りに事前確認をしておかないといけないと再認識した。
後この区間ではブルベの年度末の挨拶ツイートをするために5分くらい停まっていたのでそれで少し距離が落ちている。一見無駄のように見えるがこれはこれで自分として楽しむ要素なのでメンタルコントロールのひとつだと考えてのツイートである。

ここからはR23を走るためスピードもアップできボーナス区間となる計算だったが、そう簡単ではなかった。
微風ではあるが風向きが北西に向いていたので、この後も風向きは悪くないと思っていたら完全な南風になり橋の上を走るため風の影響をかなり受ける感じになっている。ほぼ横風か少し向かい風といった感じである。

17時間経過。走行距離は約374km。1時間の走行は約23km。ここまでのグロスは22km。
結局、この区間でも思ったほどペースを上げれなかったが、マイペースで走ることができているので良しとする。
あとR23を走っている途中の信号待ちで、フォロワーさんと思われる方が応援に来てくださっていました。お名前を聞けずでしたかありがとうございました。
そして四日市を抜けて鈴鹿市に向けて走っているあたりで時刻が『0時』となる。

18時間経過。走行距離は約395km。1時間の走行は約21km。ここまでのグロスは21.9km。
キャノボを達成ペース前提でほんの少しだけ余裕を持つとすると『18時間経過時で400km走行』が一つの基準かなと思っている。これはルートと距離次第なので一概には言えないが520kmくらいだと、残り120kmを6時間でまとめればいいのでちょうど良いと思う。反対に長めの550kmだと150kmなので要求グロスが25km/hとなるためOTで箱根ルートだったりすると都市部の走行まで考えるとかなり頑張ってペースを上げて走る必要があると感じる。
そして今回は512kmのルートなので残り約117kmを6時間なので要求グロスを20km/h切っているので全く問題ない状況である。
ただここからの区間は峠越えで尚且つ夜間走行なので集中力を増して走る必要がある。時間的にパンク2回までのロスタイムは許容範囲だが、何もないことが一番なので走りに集中する。
そして亀山市に入ったあたりで、まさかの雨が降り出す。今回は直前の天気予報で雨は降らないだろうと思っていた。降ってたとしても大阪に入ってゴール付近で降られるかもと思っていたので予想外の雨であった。

最初はポツポツと降る程度だったが、止む気配はなく少し雨脚が強くなる。ここで携帯していた薄手のウィンドブレーカーの上着を1枚反射ベストの下に着ることにする。

19時間経過。走行距離は約415km。1時間の走行は約20km。ここまでのグロスは21.8km。
時刻もAM1時で気温が下がり始め、雨ということもあり『12℃』を表示。最初は登りなのでペースを保ちつつ身体が冷えないように進んでいく。
加太の登り区間は交通量も少なく、木々に雨が当たる音が自然を感じさせてくれて悪くない。これもキャノボの楽しみの一つだと感じながら峠を登っていく。少し苦戦したのはこの登り区間で数か所分岐があるのだが、雨のためルート確認用のスマホを背中に格納していたので、分岐で停まって確認しないといけない場面があったりした。
そして今回のキャノボで一番厳しかった時間帯もこのあたりからである。登りを終えて伊賀の市内に向けての下り区間である。
気温の低い中、さらには雨が降っていて身体もかなり濡れている。そして登りで軽く汗をかいているので、ここからの下り区間がなかなかしびれる。
あまりの寒さで一度停車してからサドルバッグに入れていたもう一枚のウィンドブレーカーを着て寒さ対策をする。ウィンドブレーカーのズボンもあったが、邪魔になりそうなので履くのはやめておくことにする。
雨なので下りはスピードを上げすぎず慎重に進む。ここにきてこの厳しいと感じる寒さすらも何故かテンションが上がり始める。
気の持ちようで『楽しむ』を感じることができている。

20時間経過。走行距離は約436km。1時間の走行は約21km。ここまでのグロスは21.8km。
伊賀市内に入る手前で時刻2時をむかえる。
20時間が経過しているので、あと約75kmを4時間で走れば達成なる状況である。
今の状況を楽しめているのは色んな要因があると思うが、まず一つ目は時間的余裕だと思う。要求グロスが19km/hを下回っているのでペース的には十分余裕がある。
二つ目はここまでの体力的な疲れ具合だと思う。今回の決め事にしているようにずっとペースは無理せずなるべく疲れないような走りを続けている。もしここで疲労が大きくなっていたら、余裕がなく休憩のことを考えたり疲労からくる脱力など感じたりでネガティブな状況になっていたかもしれないが、まだまだ疲れも感じず体力的に余裕があるのも大きいと思う。
三つ目は今の状況が終盤のこのタイミングだからポジティブになれているのではと思う。あと4時間という状況なのでゴールまでのイメージが湧いているためこの寒さに対する厳しい状況もクリアできると思えている。もしこれが前半や中盤あたりだと、いつまで続くか分からない雨と寒さにメンタルをやられてしまう可能性があったかもしれない。
最後に四つ目はゴールまでのルート的な要因である。標高が少し高い位置で寒いとはいえここから先は清滝峠への登りがあるだけで、それ以外はほぼ下り基調である。雨でペースを上げづらいとはいえ、時間が読み易くメンタル的な余裕ができている。
これだけの要因があれば、この状況をポジティブに捉えることができ、厳しい状況すらも『最後まで何があるか分からないのがキャノンボール』とチャレンジを楽しむことができているのだと思う。

21時間経過。走行距離は約457km。1時間の走行は約21km。ここまでのグロスは21.7km。
下り基調でも無理をせずに安全第一で進んでいくが雨脚は変わらず降り続いているので、下りの勾配が緩いところは少し強めに踏んで体温を上げて走る。
この後のゴールまでの身体の状況を考えて、今持っている補給ではかなりギリギリになりそうに感じたので、木津川沿いにあるコンビニに入り最後の補給を取ることにする。

時間に大きな余裕があるわけではないが、一度冷えた身体を暖めたかったので座って温かいポトフを食べることにする。
ヨーグルトと野菜ジュースも一緒に摂りあと3時間弱走れるだけの補給を済ませる。
疲れ切っていたら少しでも前に進もうと補給もギリギリまで我慢したりしてしまいそうなので、余裕を持った判断ができていると思う。最悪なのは市街地を抜けコンビニが無い状況でハンガーノック等になることなのでそれらも想定しながら走れているのではないだろうか。

22時間経過。走行距離は約477km。1時間の走行は約20km。ここまでのグロスは21.6km。
木津川の市街地に入る橋の手前あたりでAM4時になり、あと2時間で約35kmを走り切ればキャノンボール達成といった状況。
まだ雨が止む様子はなく路面は濡れているので引き続き集中して走る。
時間も時間なので交通量も少ないし、ここからは清滝峠への登りの区間。ここさえ何事もなくクリアすればキャノボ達成を確信できる。
京都から奈良を跨ぎ大阪に入り清滝峠のピークへ向けて登っていく。加太の登り区間と同様で自分の吐息と山の中の雨音のみで雰囲気は悪くない。ピーク手前でツイートをする。

そして清滝峠を登り切り、大阪市内に向けての下りに入る。
ここで今回楽しみにしていたある景色をようやく見ることができた。キャノボ中の清滝峠からの大阪の夜景である。
この景色への思い出は、たしか3年前の2019年12月にフォロワーの『はやとさん』がTTバイクでTOキャノボを走られていて今回と同じように清滝峠からの夜景をツイートされていてそれがあまりにも印象的だったので同じ状況で直に見てみたいと思っていた。
ここまで500km走ってきて最後の難所の峠を登り切ったあとに見る景気は素晴らしいだろうと想像を膨らませていた。
清滝峠の頂上付近は木々ばかりで開けてないので、少し下りながらトンネルの上の高架を渡る際にようやく夜景に出会うことができた。
この景色を事前に期待していた状況でも、ようやく見れた達成感とここまで走ってきた何とも言えない感情で感動がこみ上げてくる。

前回のTOはAM11時スタートだったので、ここを通過した時には明るい時間帯だったのでこの景色には出会えていない。
この景色に出会うためにはルート選択と時期による時間選択が噛み合わなければならないので、巡り合わせもあると思う。今回はAM5時になる少し前に通過したので、これが6月や9月だと明るくなり始めて夜景は見えなかったかもしれない。この時期でもあと30分くらい後だとギリギリで景色を見る余裕もないと思うので、そう考えるとある程度余裕をもってこの景色を見れたのは嬉しかった。
実は清滝のトンネルを通ってもその後の合流地点付近で同じように夜景は見えるので、峠を登るかトンネルを走るかは好みのルート選択で問題はないと思う。

ここからは下り区間でようやく雨も止み途中から路面も乾き始めている。おそらく大阪市内はほとんど雨が降っていなったのではないだろうか。

23時間経過。走行距離は約496km。1時間の走行は約19km。ここまでのグロスは21.5km。
ほぼ下り切ったあたりで23時間が経過。ゴールの梅田新道まであと15km。伊賀からの下り区間で雨のためペースアップできなかったこともあり結構ギリギリになってしまった。
終始無理はしてなかったとは言え、計算通りにいかないのもまたキャノンボールだなと感じている。
夜が明け始めているが、まだ薄暗い大阪の街をゴールに向けて進んでいく。
もう焦る必要はないので事故やトラブルだけには合わないように確実にゴールを目指す。国道1号に復帰し蒲生四丁目の交差点を右折して後は4km程度の長い直線を残すのみ。信号も多いのでストップしたタイミングでゴールツイートを作成しながら、信号が変わるのを待つ。
いくつか大きめの交差点を通過してようやく梅田新道の交差点が見えてきた。最後交差点の信号につかまり右前方に道路元標と何名かの人がいるのが見える。
交差を通過して次の信号で反対車線に移動して道路元標に到着。
ゴール地点には『えむきゅうさん』『RX01さん』『Tonyさん』の3名が来てくださり、ゴールの瞬間も写真を撮ってくださった。
到着してまずは時間確認でサイコンの写真を撮る。

23時間51分。走行距離は約513.3km。グロスは21.5km。
時刻は『AM5:51』、『23時間51分』で無事に2度目の東京⇒大阪キャノンボール達成である。


応援に来てくださった皆さんに挨拶をしてから素早く到着&達成のツイートを送信する。

皆さんとゴール後に今回のキャノボについて色々と話をする。
3名とも何度か面識がある方ばかりなので気兼ねなくたくさんの楽しい話ができました。ありがとうございました。
今回のキャノンボールは最初から最後まで本当に楽しむことができたキャノンボールだった。
●ゴール後
ゴールしてしばらく話し込んだ後、風が強く吹き始めてかなり寒くなってきた。
まだ朝の6時過ぎということもあり、この後どうするかを考える。
ありがたいことに『RX01さん』が新大阪の駅近くまでクルマで送ってくださるとのことなのでお言葉に甘えることにする。梅田から新大阪までは割と移動が大変なので本当に助かりました。ありがとうございました。
外にいるのは寒かったので近くのコンビニのイートインコーナーで少しの間休憩することにする。

30分くらいTwitterのコメント返信などをしてのんびり過ごす。
この後の予定をそこまで考えてなかったので駅の周りをぶらりと散策してみてもいいかなと思ったが時間がまだ早いのと寒さが思った以上に厳しかったので、自転車を輪行状態にしてから駅の構内に入ることにする。
お土産を買った後に駅の構内をウロウロと歩いてみたが、特にすることもなく早めに広島に帰ってのんびり過ごすのが良さそうだと思い、AM11時過ぎの新幹線に乗って広島へ帰る。


広島駅から家までは約4kmほどなのでのんびり自転車で走り、自宅に到着。
家に帰るまでがキャノボなのでこれで今回のキャノンボールは終了です。


時刻はまだ13時過ぎなので家でゆっくりする前に簡単に自転車の清掃と荷物の片づけを済ませる。
後回しにすると気持ち的にすっきりしないので素早く動く。
これでようやく無事に全てを完了。
ちょうど48時間前に自宅を出発して広島から東京へ移動し、自転車で大阪まで走りそして48時間後の今、広島に帰ってきていることを思うと、かなりの強行スケジュールになったが内容の濃い48時間であった。
これにて今回のTOキャノンボールを締めたいと思います。
●おわりに
今回のキャノンボールは最初に決めていた3つの決め事をしっかりやり切ることができました。
一つ目の『1時間毎の経過ツイート』は停車するタイミングで多少前後するときもありましたが、基本的には問題なくいいペースで発信できたのではないかと思います。
二つ目の『ペースはいつもの8割程度のイメージで疲れないように走る』に関しては、それなりに疲れはあるものの大筋思っていた感じで走れたと思います。ただ、時間的にはもう少し余裕を持った時間でゴールしたい思いだったのでそのあたりは反省して次に繋げたいです。
最後の三つ目の『楽しむ』についてですが、今回のキャノンボールは本当に楽しむことができました。
印象に残っているのは富士山を中心とした景色を堪能しながら、フォロワーの皆さんと楽しくコミュニケーションを取りながら終始楽しく終えることができました。
キャノンボールを始めとしたロングのファストライドはメンタル的に厳しい時間帯が出てくるが、いかにそこをコントロールしてポジティブに持っていけるかが大事だと感じました。
楽しむことが一番ですが、そのためには経験や工夫が必要で、今回のチャレンジではそのあたりについてたくさん考えることができて有意義なチャレンジになりました。
今回もスタート前からゴールした後までたくさん方に応援していただき本当に力になりました。
最初から最後まで楽しく走ることができたので間違いなく皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。
来年も時間を見つけていろんなことにチャレンジしていきたいと思っています。
最後になりましたがいつもブログを読んでいただきありがとうございます。
それではこのあたりで今回のブログを締めさせていただきます。
◆ブログの主情報◆
ネーム:たけまさ
年齢:42歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:71kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2022年5月/国道1号キャノンボール(大阪⇒東京)【546km】:23時間57分
・2022年11月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【513km】:23時間51分
≪国道一桁(1号除/10号含)キャノンボール≫
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年6月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
・2022年5月/国道9号キャノンボール(下関⇒京都)【636km】:31時間48分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分
・2022年4月/10kエベレスティング【トリプル失敗】(春日野):22時間11分