自転車チャレンジの計画について
今回は自転車でのチャレンジをするにあたり、どんな感じで計画を進めているのかをブログで載せてみたいと思います。
実際に計画をどのように立てているか、想定や計画変更をして実行に移すことが出来るか、等をなるべく細かく具体的に載せて、僕自身の気持ち的なものを含めてお伝えができるようにしてみたいです。
文章を綺麗にまとめようとすると、その時の思いがリアルに反映されないことがありそうなので、時系列含めてそこまで考えずに書いていけたらと思うので、読みづらい点等ありますがご了承ください。
ちなみに今回は今年チャレンジしようと思っている『四国一周TT』をメインに載せていく予定です。
現在ちょうど計画を進めているので、他のチャレンジ計画との兼ね合いも含めてリアルタイムな計画を載せれるのではと思います。
★計画始め
この手のチャレンジの計画のきっかけと始まりに特に決まりはない。
いつも何となくで「おもしろそうだな~」、「こんなの走ってみたいな~」と言った感じではあるが、大筋で言えるのが似たようなことを他の誰かがやっていることが多いのも事実ではある。
Twitterを見ていると、日本全国いろんな場所を走られている情報が常に流れている。その中にはエクストリーム系のチャレンジやファストライドもよく見かけるので参考にさせていただくことも多々ある。
「こんなぶっ飛んだチャレンジする人がいるなら自分のチャレンジはよっぽど現実的ではないか」と前向きに感じて計画を進めることもよくある。
今回の例で挙げている『四国一周TT』は、昨年に秋に「1,000kmくらいのルートを走ってみたいな」という思いがきっかけである。
当時は話題で『日本縦断』のことがよく挙がっていたり、昨年の予定で中止になり走れなかった『1,000kmブルべ』のことがあったりと、今まで自分が走ったことのない距離を走ってみたい思いから何となく『四国一周』というキーワードが出てきた。
チャレンジ内容で変わることもあるが、大きなテーマ的なものが決まれば以下の感じで計画を進めていく場合が多い。
①テーマを決める
②ルートを大まかに引く
③時間のことを大まかに考える
④現実的であれば内容を具体的にする
⑤ルートを細かく確認して完成させる
⑥走行計画を具体的に検討して完成させる。
⑦チャレンジに向けて準備
簡単には以上のような流れだと思う。
ちなみに今これを書いている段階で『四国一周TT』については⑥番目あたりを進めている状況であるが、簡単に順を追って見てみる。
★ルートと時間
テーマが『四国一周』と決まったので、②番目の「ルートを大まかに引く」をすることになる。
いつも「Ride With GPS」(以後RWG)を利用させていただきルートを作成している。
ルート作成の目的としては距離がどれくらいになるかとコースレイアウトの確認である。
コースレイアウトではルート上の標高やアップダウンのボリュームを重要視するのと、市街地や山間部の区間などを確認するようにしている。
ルートの細かい部分は改めて時間をかけて確認することになるので、大幅にルートが変わらない程度にわりとササっと作ることが多い。
このあたりを確認しておくことで、③番目の時間について考えることができる。
ルート作成の前のイメージでは四国一周は1,000kmくらいあるものだと思っていたのだが、東西南北の端まで行かずにそれなりにちゃんと一周したら『900km』くらいになった。
各最端まで行くと道が険しくなりファストライドに向かないルートになるような気がしたのと、このあたりから目標時間を『48時間』という切りの良いところで設定したいと思い始めていたので、自分の中でちゃんと四国一周と言えるうえでギリギリ現実的な距離設定にしたいと感じ偶然からの結果論にはなるが900kmという距離を基準にすることにした。
③番の時間について、目標時間を48時間としてみて本当にそれが現実的なのか考える。
『24時間=450km』を2日連続なら頑張れば何とかなるのではと考えてみた。
過去のチャレンジから考えてみても不可能ではないと一旦結論付けをする。
あとは日程的に前後の移動含めて3日間あればチャレンジ可能と判断して、現実的なチャレンジであると、具体的に計画を進める。
★計画をより具体的に
大まかにルートと時間について計画をしてみたので、ここからは④番目に挙げているように内容についてより具体的に考えていく。
大切な点はいくつもあるのだが、まずは時期である。チャレンジする地域によっていつチャレンジするかはかなり重要である。
特にオーバーナイトのチャレンジになると寒暖差次第で装備や服装に多き影響を与えるので良く考えないといけない。
個人的に寒いのは苦手なので出来る限り寒くない環境で走りたいと思っている。
今回のチャレンジは4月の予定で考えていて、別で『国道9号キャノンボール』も考えているが、こちらは中国地方の日本海沿いを走ることになるため、四国と比べると気温が低くなる可能性が高い。
4月なら状況次第で走れないことはないが、環境的に四国の方が有利だと感じて『四国一周』を第1候補として考えることにしている。
ただ、直前の天候や条件を鑑みて計画の変更ができるように並行して第2候補で『R9キャノボ』の計画も同様に進めている。
この手のチャレンジは5月か10月が最適だと思うが、候補日は限られるので他のチャレンジも控えている状況から今回は4月の3連休でのチャレンジを検討している。
時期をある程度決めたら、今度はスタート地点とゴール地点への移動をどうするか考える。
今回は一周系のチャレンジなのでスタートとゴールが同地点になる。そしてその地点を自分の都合である程度決めることができるので自由度が高い。
広島に住んでいるため四国へのアクセスを考えるとフェリーか車になる。荷物のことや宿泊のことを考えると車で移動して前泊して万全な状態でスタートするのが望ましい。
地理的にはしまなみ海道を渡って宿泊地の多い今治市内あたりをスタート&ゴール地点の候補に決める。
ちなみにキャノボ的なチャレンジだとルートがワンウェイになることが多い。スタートとゴールの地点が異なるので、そのあたりも踏まえて計画を進める必要がある。
『R9キャノボ』で考えると、スタートとゴールが下関と京都になるので広島からだと新幹線で輪行する必要が出てくるのでそこまで考えたうえでチャレンジしないといけない。
あとは日程を確保しないといけない。
丸2日間は自転車に乗っているので、前後の移動も含めて3日間あればチャレンジ可能である。
僕の場合は仕事場の関係で大型連休を除くと3連休までが限度となるので、場所と内容によっては難しいチャレンジも出てくるので注意する必要がある。
このあたりまで計画が進むと同時進行で⑤番目のルートを細かく確認して完成させるようにする。
ルートの精査自体は計画がここまで進んでなくてもできることなので早い段階で進めていても問題はない。
まずは大まかに作っていたルートを元にGoogleマップのストリートビューを活用しながら、ルートをチェックする。自分なりに走りやすそうなルートを選択はするが初めて走る地域も多いので主要の幹線道路をメインに引くようにしている。
込み入った地点やバイパス、自動車専用道路等のルートを引くうえで重要なポイントはストリートビューを何度も確認しながら修正をしていく。
自分なりにある程度ルートを完成させたら、Twitterにルートを上げて助言をもらうようにしている。
やはりその土地のことは近場の人の方がよくご存知なのは間違いないので、大切な情報として参考にさせていただく。
その情報を元に最終的な走行ルートを完成させる。
★走行計画をより具体的に
現在計画中の『四国一周TT』に関しては、今この⑥番目を進行中である。
より具体的としているので、こと細かくチャレンジに向けて計画を煮詰めていく。
出来る限り万全な状態でスタートしたいので、事前の睡眠をしっかり確保できるようスタート地点の今治付近のビジネスホテル等で前泊したいと考える。
走る以外のタイムスケジュールのイメージは、
【前日】
・仕事終わり(18:30)~帰宅&出発(20:00)~準備して車で今治まで(22:00)
【1日目】
・起床(8:00)~朝食&準備(10:00)~スタート(11:00~12:00)
【2日目】
・チャレンジ中
【3日目】
・ゴール(11:00~15:00)~片づけをして車で広島まで(18:00)
以上のような感じである。
走行時間は48時間がターゲットなので、スタート時刻は特にこだわることなく睡眠と準備をしっかり出来ることに重きを置いて考える。
ここでキャノボシリーズになると、スタート時刻が戦略的にもかなり重要になるので考え方が変わってくる。通過する都市や山岳区間のことや風向きも含めて考えることになるので複雑になる。
さらに24時間や48時間を目標にしたチャレンジであれば朝晩のトータル時刻は最終的にイーブンになるが、そうで無い時間や距離になると、気温的に考えると夏は夜間が有利になったり冬は昼間が有利になったりする。また平日か休日を考慮して道路が込み合う時刻を避けることも可能になってくるので自分の中で優先順位を決めて計画を進めていかないと切りがないことになってくるので注意する必要がある。
本来であれば、四国一周も市街地走行等の時刻をシミュレーションしながらスタート時刻を決めるのも戦略のひとつではあるが、48時間と言う長丁場でのチャレンジと言うことを考えれば想定通過時刻からの時間のブレがかなり大きくなることが考えられるので、そこに重きを置くより万全なコンディションでスタートできる状況を選ぶほうが有利だと考える。
ただそうは言ってもチャレンジ中の48時間を、自分なりに目標やターゲットを決めながら走らないと、大目標の達成に近づくことはできないので、そこも考えておかないといけない。
ちなみに今の中の48時間の考え方は、
グロスのアベレージを『21km/h』で考えて900kmを走ったとすると、経過時間は『約43時間』。
猶予である残りの『5時間』は仮眠に充てる必要があるので、割とシンプルな考えで済ませることができる。
仮眠の取り方は3つのパターンが頭の中に浮かんでいる。
・①『20時間走行(約420km)~2時間仮眠~16時間走行(約750km)~2時間仮眠~7時間走行(ゴール)1時間猶予』
・②『22時間走行(約460km)~4時間仮眠~21時間走行(ゴール)1時間猶予』
・③その場の状況で適宜仮眠を取る
以上の3パターンだが、どれも現実的に思えてくる。
結論から言うと、決めた時間に眠くなるかどうかは分からないので、①をベースにして③のパターンが一番現実的に思える。
前半の調子が良くて時間的に余裕ができたら、後半で仮眠を多めに取るなどの対応もできると思う。
最終的にはいつものように走ってみて調子を見つつ臨機応変に対応できれば問題ないはず。
★チャレンジに向けて準備
ここまで述べてきたように、チャレンジ計画の大筋な部分は完成している。
あとは本当に細かい部分であり、日時が近づかないと決められないこともたくさんある。
特に服装や携行する装備品などは数パターン準備しておいて、前日に決めることも少なくない。
天候次第なところもあるが、さすがにチャレンジ中ほぼ悪天候であればチャレンジ自体延期になると思う。
途中にも書いたが、気温次第では『R9キャノボ』の選択肢もあると思うので、四国は雨予報なのに日本海側は晴天と言った天候であれば、直前で計画スイッチも十分可能性がある。
『四国』は一周なのでほぼ風向きは考慮しないが、『R9』は風向き重要なので、日本各地すこぶる好天で、これ以上ない西風が吹いたりしたら、これも『R9キャノボ』への計画スイッチに成りえる条件である。
また、新型コロナウィルスの状況次第なところもあるので、県外への移動自体が難しい状況であれば『トリプルエベレスティング』へのチャレンジも可能性はゼロではないかも。
これらのチャレンジ計画の選択肢を増やすことは大変ではあるが、しっかり準備さえしておけば自分にとって有利に持っていくことができるので、いろいろな状況を考えながら、それらを踏まえて計画を煮詰めていきたい。
★おわりに
今回は『自転車チャレンジの計画について』でしたが、結果的に今のチャレンジ計画を好き勝手に書いた感じになりました。
読みにくい部分が多いと思いますがご了承ください。
今が3月中旬なので、気温も上がり始め走りやすい季節になりつつあります。
ただ酷い花粉症持ちなので心配事もあります。
今年の自転車チャレンジは自分にとって長い距離のものがほとんどなので、楽しみでもあり不安でもあります。
昨年11月の『R3キャノボ』以来、長い距離を走るのは久しぶりです。
いきなりこれらのチャレンジを走っても達成できる確率は低そうなので、まずは来週の3/14(月)~15(火)で今年初のブルべを走ってきます。
600kmブルべなのでここをしっかり走り切れば調子も上がると思うし、その先のチャレンジに繋げることができたらいいなと思います。
それでは2022年の自転車シーズン楽しんでいきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
◆ブログの主情報◆
年齢:41歳(執筆時)
自転車歴:2016年~
身長:182cm/体重:70kg
【主な自転車チャレンジ履歴】
≪キャノンボール≫
・2019年9月/国道1号キャノンボール(東京⇒大阪)【526km】:23時間30分
・2020年11月/国道2号キャノンボール(門司⇒大阪)【525km】:23時間49分
・2021年6月/国道10号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【459km】:19時間44分
・2021年11月/国道3号キャノンボール(門司⇒鹿児島)【386km】:15時間21分
≪その他ファストライド≫
・2019年3月/鹿児島⇒広島TT【567km】:25時間57分
・2019年6月/名古屋⇒広島TT【534km】:26時間7分
・2020年10月/広島⇒神戸TT【504km】:23時間25分
・2021年4月/国道10号⇒3号TT【851km】:45時間21分
・2021年9月/広島一周1000kmTT【1005km】:59時間6分
≪エベレスティング≫
・2019年4月/エベレスティング(春日野):19時間23分
・2019年12月/エベレスティング(春日野):20時間14分
・2021年6月/ダブルエベレスティング(春日野):42時間54分