まさゆめ~広島~たけまさのロードバイク日記

ロードバイクをメインにしたチャレンジ日記です🚴

東京⇒大阪キャノンボール2019【本編(前編)】

【スタートまで&装備編】はこちらです。
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東京⇒大阪キャノンボール【スタートまで&装備&準備編】 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記
 


★『東京⇒大阪キャノンボール2019』 ❗


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スタート地点である国道1号始点』日本橋を予定通り9/30(月)のAM11時にスタート、と言いたいところだが、信号との兼ね合いで一番近くに見える信号が青になったタイミングの『AM11:01』にスタート。


11時1分という少し半端な時間のスタートなので、ここからの時間管理は基本的にGARMIN『経過時間』で行います。
ゴールまで一時停止ボタンは押さないので、この時間を中心に時間管理をします。
以前の『鹿児島⇒広島』では途中サイコンが固まって強制終了からの再記録になったので、これだけは運頼み。そうなったらそうなった時に考えるしかないので、出来ることはなるべくサイコンに負担をかけないように走るのみ。

 

★意識したこと&サイコン&ナビ事情❗

「スタートしました!」と言っておきながら、ここで少し、今回走るうえで意識したことや、サイコン&ナビ事情について触れておこうと思います。
今後もう一度自分が挑戦するときのために見返すものとして残しておきたいのと、TOキャノボ初挑戦での考え方を少しでも参考になる方がおられるのであれば(あまり参考にならないとも思っています)、ほぼ我流ではありますが見ていただくことが僕に出来ることなのかなと考えております。


まず、走るうえで一番意識したことは、『24時間&530㎞で考えるマネジメント』です。

今までの500㎞クラスのチャレンジは、「行けるとこまで雰囲気で行ってその時の状況に応じて調整する」というスタイルでしたが、直近2回の500㎞クラスのチャレンジで24時間ゴールを失敗してしまい、それでは通用しないということを痛感しました。

自分の体力や脚力に応じて、事前の計画で補給する場所をしっかり決めておいて、よほどの時間の遅れがない限りは、そのポイントで補給と小休憩を取るように意識しました。

とにかく、『前半は調子いいのに後半にかけてペースが落ちる』ということを、出来る限り避けるようにしたい思いです。


事前にシミュレーションしていた休憩個所とペースも載せておきます。


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このアプリは、チェックして消しこみできるものなので、次の補給地点に対しての目標ペースを確認できるようにしています。

結局、意識しているのは、『ペースの分散、疲労の分散、テンションの分散』なのですが、『ペースと疲労は前述していますが、『テンション』に関しては、なるべく一喜一憂しないことだと思ってます。
時間の経過や疲労の度合いに慎重になりながらも、今できる事と今やるべき事を、先を見据えて冷静に判断していくことが『テンションの分散』と思っています。

そして、長距離のチャレンジ系では大事なサイコンやナビ事情です。
これこそ人それぞれスタイルやこだわりがあるのでは、と感じています。

今回のサイコンの運用ですが、GARMINのEdge820Jと使用していて、走行中は主にバッテリーセーブモードで基本的には必要な時だけ画面タッチして液晶を表示させるスタイル。
走行中に見たい情報は主に『平均パワー(3秒)』『スピード』です。
登り以外は踏みすぎないようにしたいのと、平地でも基本的に『160~190W』で調整して、スピードの数値で風向きを判断しながら走ります。
風向きは体感や周りの木の枝やのぼりをみて判断するようにしているが、これだけの長距離の中では自分の感覚は当てにならないので、例えば、平地の場合『180Wで23㎞/h』なら向かい風っぽいので無理せず耐えるときと割り切ってパワーを抑えめに走ったり、逆に『170Wで35㎞/h』なら、追い風っぽいので『もう10~20Wくらい上げて』、稼ぎ時と判断して走ることもあります。
確証は無いのですが、追い風や下りといった高速域の方が、出力を上げるのに効率がいいと思い込んでいます。

これが走行中の基本的な画面の写真です。


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こっちは、記録的なものを分かるようにしているサイコンの画面の写真です。


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『経過タイムや走行タイムに獲得標高、平均速度に平均パワー、時刻に気温にバッテリー』といった内容で、自分の記録として見たいものや、Twitter等で現在の状況を伝えたい場合に必要だと思っている項目を入れています。
あと気温やバッテリー残量は、ついでに知りたい情報として入れています

サイコンの充電に関しては、バッテリーセーブモードだと、300㎞くらいは持つと思うのだが、それでは必ず充電が必要になってくるので、潔く走りながらモバイルバッテリーで充電しながら走るスタイルです。
『820J』は充電用のマイクロUSBの差込口が背面にあるので、その都度抜き差しするのは手間です。なので、サイコン側のUSBは差し込んだままにしておいて、モバイルバッテリー側のUSBを抜き差しすることで充電のオンオフの切り替えをしています。
サイコンバッテリーが50%くらいになったら充電して100%になったら、充電を止めるの繰り返しです。

最後にルートのナビについてです。

『準備編』でも載せましたが、ルートはやはり重要なので、もう一度触れておきます。今回、東京大阪間の東京⇔大阪の本家キャノンボールは初挑戦なので、ルートに関してはかなり気を使いました。
まず、ルートはある方のSTRAVAでのキャノンボールのルートを勝手に参考にさせていただきました。
その走行ルートを確認しながら、ルートラボでルートを引き直しルートのベースを完成させました。

そこからネットでキャノンボールのルートのことを調べながら自分なりに注意するポイントを確認しました。

その中でも特に参考にさせていただいたのが『baruさん』という方の『東京⇔大阪キャノンボール研究』というサイトです。

baruさんはご自身もキャノンボール達成者です。しかも双方向の達成です。

ルートに関しても注意点を詳細に説明してあるので初見の方はここを参考にしておけば間違いないと思います。

リンクも貼っておきます。

↓↓↓

東京⇔大阪キャノンボール研究

 

ある程度のルートを自分の調べれる範囲で作成した後に、そのルートをTwitterに上げることで数人の方に確認していただきました。その上で、間違っている点や間違いやすい点、特にバイパスの入口や自転車の進入できない道など、何点か指摘いただきルートを完成させることができました。
あとは、念を押してGoogleマップストリートビューで気になる交差点などは確認しておいて、間違えやすそうな場所にはルートラボのコメント機能を使って確認できるようにしておきました。


走行中のナビは、スマホルートラボビューワー』のアプリでルートを確認しながら走ります。そうすることで、先ほどの注意するべき場所の近くになったらコメント機能のアイコンがあるおかげで直前で把握でき、そこは注意して走ることができます。
あと、このアプリは『高低グラフ』が表示できるので、登りに対して事前に心構えができるのと、登り区間があとどれくらいあるのか何となく分かるので、個人的にはありがたいです。

 


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スマホはステムマウントに固定して走行して、充電はサイコンとほぼ同じ要領で行っています。
ただ、このアプリを起動させっぱなしだとバッテリーの減りが早いので、単純そうなルートが続く場合はスリープさせてます。
あと、仕事の事情になるのですが、スマホ2台持ちなので、もう1台のメインスマホは背中のポケットに入れておいて、Twitterの確認や写真の撮影などに使用しています。
個人的には、充電のことや長距離ブルべへの参戦を考えると、サイコンとは別にGARMINの『etrex』を使ってみたいと思っているのですが、今回は今の環境でのスタイルで走りました。
どちらにしても、来年(2020年)にはルートラボのサービスが終了すると聞いているので、別の方法を考える必要がありますね。

少し長くなりましたが、以上が今回のキャノンボールを走るうえで意識したことやサイコン&ナビ事情になります。
自分の中で、『これだけ準備していたらあとは走ることに集中できるかな』といった感じまでにはしていたつもりです。


★ようやくスタート❗

 

【東京~神奈川】

前置きが長くなりましたが、ここからが本当にキャノンボールのスタートです。


一番近くに見える信号が青になった瞬間に、日本橋をスタートして走り出します。
まずは都内の信号が多い区間を走ります。当日の朝に軽く近場を走ったとはいえ、都内をまともに走るのは今回が初めて。
信号の変わるタイミングや道路の状況や傾向が分かるなら、それを考えながら走るのだが、何も分からないので、この区間は車や信号を見ながら無理せずに走ります。
ルート通り、京橋の交差点を右折して、そのまま真っすぐ皇居の見える道路まで走り左折してから、あとは品川に向けて南下していく。
やはり思っていた以上に信号が多く、ペースは上がらない。
そして昼前なら車が少ないかもと期待していたが、車の量も多いので、気を使いながら走る。
信号が青になった瞬間、速度を上げて、すぐに信号に引っかかってストップなんてよくあるパターンなので、先の先の先の信号あたりまで注意して見ながら、なるべく停まることが無いように、自分にとって最適なペースで走ることを心がけます。
それでも、バンバン信号に引っかかります。さすが東京。


そして、品川駅あたりで早速スマホのルートに注意のコメントが出現。

 


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『15号線(第一京浜)』とあるので、道路の標識を見ながら注意して走ります。
そのまま南下を続けて、早くも『東京都』を脱出して、『神奈川県』に突入。

 


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約20㎞地点で、『11:50』頃なので、やはり少しペースが遅いですね。

そして1時間経過したので、その時のTwitterで上げている写真からの情報です。

 


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距離が22.2㎞しか走れていません。平均速度は29.9㎞/hなので速度はまずまずなのですが、信号で停まっている時間が15分もあるのでロスタイムが多いですね。
そして気温が『32℃』なので思った以上に暑いです。

そう言えばこのあたりの信号ストップで、早くもドリンクがなくなってしまったので、信号が赤になりそうな瞬間を見ながら、横の自動販売機があるタイミングで、急遽ドリンクを購入。ペットボトルからマイボトルに中身を移して再び走り出す流れを、1回の赤信号内で完了したときにはいい感じに思えました。
小銭の出し入れをもっとスムーズにするか、スマホ決済とかにすればもっと効率を上げれそうですね。

また、このあたりで位置情報の共有をし忘れていたので、Twitterで位置情報を伝えます。
動作確認をしてくださった皆さま、ありがとうございました。
 
横浜駅手前と、少し過ぎたあたりの分岐2か所でルート上の注意が出てきたので、ここも間違えないように注して走ります。

 


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こんな感じで、分岐点で間違えないように走ります。
よく走られてる方には全く問題ないのでしょうが、初めてだと気になる分岐は注意しておかなければ、キャノンボールだと大きなタイムロスにつながるのでよくよく注意して走ってます。

走り始めて約2時間を経過したときのツイートです。

 


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距離が『約46㎞』なので、グロス『23㎞/h』。理想は『25㎞/h』なのですが、慌てないようにします。


その後の『藤沢バイパス』入口でも、ルート上に注意点が出ます。

 


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しかし自分にとっては、かなり分かりづらくバイパスに入りかけてしまいます。
ただ、トラックの運転手さんから合図をもらって、ギリギリ側道に入ることができて、バイパスへの進入は回避できました。

 


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やはり分かりづらい場所では注意していてもこんな感じになってしまうので、この先が思いやられます。

そこから『湘南~茅ヶ崎~平塚』と海沿いを走ります。
時間帯は『13:30』頃なのですが、車の量がかなり多くて走りにくい場所もあります。
平塚であまりに大型トラックが多くて走りにくいため、一瞬側道に逃げ込んだら、まさかの行き止まり、と言うか砂浜になっていて、タイヤが砂に潜り込んでこけそうになるが、何とかクリートを外して踏ん張る。
もう一度本線に戻って、少々のタイムロス。

 


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STRAVAを見返したら、こんな感じです。変な動きをしてますね。
大きなタイムロスにならなくて良かった。

そして時刻は『14時』過ぎだったと思うのですが、『小田原』に入る少し前あたりから、走っていてリアのタイヤに違和感を感じます。
一定のリズムでドンドンとサドルに振動を感じます。初めは道路の白線やしるしで振動をひろっているのかと思いましたが、一定でずっと続くので、走りながらリアのタイヤを見てみると何か白い感じのものがタイヤに付いているように見える。
ガムか何かが付いているのだろうと、次に停まった時に確認しようと、そのまま走ります。
ただ、それくらいのものだと思うと気にならなくなってしまい、小田原に入るまで確認するのを忘れてしまっていました。

小田原に入ったあたりでタイヤのことを思い出して確認してみると、これが大変なことになっている。


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タイヤの表面がかなり擦れてしまっています。触ってみるとチューブまでいってはいないが、この状態でどこまで走っていいのか分からない。


とりあえず状況を知らせるためにTwitterにも載せます。
 
タイヤは前後ともコンチネンタルの5000を使っていて、距離的には2,500~3,000くらい走ってる気がします。今思うと、寿命なのかなと思ってみたりするもフロントのタイヤを確認してみてもまだ全く問題ないんですよね。ブレーキは8割くらいはフロントを使ってるつもりです。


大事なのは、この後この状態でどこまで走れるかということです。

小田原を走りながら考えます。考えながらキョロキョロと回りを見ながら自転車屋も探します。
ただ、わざわざ停まって自転車屋を探すのはタイムロスになるのでやりません。
まだ走行距離は80㎞で、この後450㎞も走らないといけないので、できればタイヤを変えたいという思いです。

この後のルートが、箱根を登って下ることになるので、三島あたりまで自転車屋は無いであろうと思い込む。そして三島へ到着の予想時間は『17:30~18:30』くらいなので、お店を見つけれても時間的に閉まっていたら厳しいのかなと考える。
何より、箱根の下りでかなりスピード出るし、ブレーキも頻繁に使うので、今の状態だと下るのが少し怖い。
でもタイヤを交換するために止まって作業する時間も勿体ないのかなと考えたり、そもそも時間に余裕がないのと、チューブは2本あるのでこのまま走ってダメになったらその時考えたほうがいいのか、はたまた今のタイヤの状況で新品タイヤと比べて抵抗の差があるなら、この後ずっとパンク等せずに走りきれたとして450㎞走った場合に交換に費やす時間くらい、新品のタイヤのほうがメリットが大きいのではと根拠もなく考えたりします。

などと考えているときに、Twitterを確認したら、フォロワーさんから小田原の自転車屋の情報が入ってきている。

お店の情報、本当にありがとうございます。


一瞬だけ停まって、すぐにお店の名前をマップの検索で打ち込んでみると、今いる地点のすぐ近く。
いまの状態のまま「もしかしたらタイヤに何かあるかも…」というネガティブな感情をずっと持ったまま走り続けるストレスのことまで考えると、断然新品のタイヤに交換するメリットが大きいと判断して、自転車屋を目指す。

少し分かりづらくてウロウロしたが、何とかお店を見つけることができて、お店に入り込む。

後でSTRAVAの走行データをみると、完全に迷ってますね。

 


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急いでタイヤを探して、迷う暇も勿体ないので一番高くて良さそうやつを購入して、お店の軒先でタイヤ交換をさせていただくことに。


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時間的には、お店を探して購入して交換して出発するまで『15分』くらいかかった気がします。
正確な時間は計っていませんが、Twitterや写真の時刻を見ていたらそんな感じです。
 
はじめはお店の人に変えてもらったほうが早いかとも考えたが、基本的に自己完結ということを考えて、自分でタイヤ交換しました。
自分の性格上、「急いでください」とも言えないし、何かあった場合にダメだった理由をそこに持っていきたくもないので、自分で交換して正解だと思います。
あと自分としては奇跡的に交換時間だけで見ると早かったと思います。タイヤが一発でスムーズに入ったので。


ただ、このときの頭の中では、こんな序盤で時間をかけてしまって24時間以内のゴールは厳しいのかなと本気で考えてしまっています。


お店の方にお礼を伝え、再び走り出して、最初の補給地点に設定していた箱根の登り手前にある、ローソンに到着です。

 


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『3時間55分』経過で、走行距離は『88.6㎞』
シミュレーションでの予定は『3時間30分着の15分後に出発』だったので遅れ気味です。


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お腹は空いていないが、とりあえず補給。
小さめのオレンジジュースを飲んで、食べるものはプリンだけ流し込んでからアイスは走りながら食べる。水とアクエリアスをボトルに補給して、残った水を頭から被る。
コーラとゼリーを背中のポケットに入れて、走り出す。
少しでも時間をかけまいと頑張ったが、おそらく10分くらいは停まっていたと思います。

 


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やはりこの画像を見る限り、停まっていた時間は『約10分』ですね。
トイレにも行ったと思うので、自分的にはこれでも早いほうだと思います。

 


【箱根~富士市

ここからは最初の難関の『箱根越え』です。
僕の中では箱根越えルートは1択しかなかったのですが、あとから知った感じでは、最近はもう一つの『箱根旧道?』のほうがメジャーらしいですね。いまだによく解ってませんが。。。

 

箱根の登りは無理をせずに、ひたすら1時間と少しの時間を登り続けるだけです。
後のことを考えて絶対に箱根の登りでは頑張らないことを決めています。
ずっとフロントギアをインナーの『34』と、リアは『21、23、25、28』の4枚を駆使して登り続けます。
基本的に『28T』は使わないようにしているのですが、何度か使いました。


途中、箱根の踏切につかまります。
登ってる最中に、歩いてるおじさんに「すごいね~」と呟かれるが、大阪を目指していることを伝えるとどんな反応されるのか気になりながらもそんな余裕は無いので、黙々と登ります

 


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そして、登り始めて『約1時間と10分』、ようやく国道1号最高地点』に到着。


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ただ、『箱根峠』はまだ先。少し下ってからその分もう一度登ります。
そして20分後にようやく登りが終わり、静岡県に入ります。
無理のないペースで登ったとはいえ、やはり疲れています。


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ここからは三島に向けて一気に下ります。
少し車が気になりますが、気温的にも丁度よく、スピードを上げて気持ちよく下ります。

 

下っている途中に、反対側からロードバイクで箱根を登ってくる人が見える。
やけにこっちを見ているので気になる。そしてスマホで写真を撮っている様子だったので、もしかしたらTwitterをみて僕のことを知ってる方なのかなと、一瞬スピードを落として振り向いてみました。記憶では軽く手をあげて合図した気がするがどうだったかな?
ただ、ダウンヒル中のため、停まる余裕はなかったので、そのまま下り続けます。
少ししてTwitterを見てみると、先ほどの写真を上げていただいていました。

 


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本当にありがとうございました。かなりのやる気をいただきました。

 

三島に下りてきた時点で、時刻はちょうど『17:00』、走り始めて『6時間』が経過しました。

 


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走行距離は『127㎞』なので、経過時間4分の1で考えたら、少し遅れ気味なのだが、焦る気持ちもありながら、都内の混雑と箱根の登りを考えたら、まだまだいけるはずと気持ちを切り替える。

ここからの区間は、静岡のバイパスに注意しながらもずっと平坦が続くので、無理ない程度にスピードを上げて走ります。


スタートからここまでは、風の影響はほとんどなく、湘南~茅ヶ崎あたりで微妙な追い風があったくらいでした。たまに感じる向かい風も一瞬だけで定まった風を感じませんでした。

 
このあたりからは軽めの追い風がずっと続いたので、本当はガンガン踏んでいきたかったが、無理はしすぎないと決めていたので、時間とのバランスを見ながら走ることにします。


空が暗くなり始めたころに、2回目の補給場所に決めておいた富士市にあるローソンに到着。
時刻は『18:00』、経過時間は『7時間』、走行距離は『153㎞』

 


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こんな感じのツイートと、補給のレシート。

 

疲れが出てきているのでレッドブルプロテインを飲んでますね。そして定番のプリンを流し込んで水を補給して早めに出発してます。
スポーツ飲料は常温になると少し気持ち悪かったので、ここからはボトルには2本とも水を入れています。残った水は頭から被ってリフレッシュします。
そして背中にコーラとゼリー、走りだしたらすぐにクーリッシュを食べて頭と体をもう一度リフレッシュ。
2回目の補給休憩は到着から再出発まで、おそらく『7~8分』で終えてます。


出発時刻は『18:09』、事前のシミュレーションでは、『17:30着の17:45出発』なので、遅れは変わらずです。
なので、変わらず気持ちの焦りはありますが、まだ先は『約370㎞』あるので、無理はしないように考えながら走ります。

 

 

【静岡(バイパス地獄)】

このあたりから、夜間走行に加えてバイパス入口付近での分岐の確認をよくよくする必要があるので、ポイントで今まで以上に注意して走らなければなりません。
 
早速、間違えやすいとよく聞く『由比バイパス』の分岐がありますが、ここは補給のあとすぐなのでしっかり確認できています。

 


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こんな感じでルートを確認しながら、難なく『由比バイパス』をクリア。
そして、『8時間』が経過したところで、サイコンの写真。


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『8時間』経過で距離が『177㎞』なので、時間も距離もちょうど『3分の1』

この後の疲れと眠気を考えたら、どこかでペースダウンする可能性が高いので、余裕はありません。

 

そしてこのあたりから、右膝に痛みを感じ始めます。
この1年は長距離を走っても足や膝に痛みを感じることはありませんでしたが、今回は痛みが出てしまいました。
原因はおそらくクリートの位置だと思います。今回はシューズを今までと違うものを使用しているのもあり、直前でクリートを新品のものに交換しました。
今までより少しだけつま先を内側に向けたのですが、朝一に試走したときにも少し気になったのでクリート位置を少し調整しました。それでも若干合っていなかったのか右膝に痛みが出てしまいました。

 

ですが、今回はクリートの位置を直しません。可能性は高いですが必ずしもクリートの位置が原因かが分からないのと、少しでも時間のロスを減らしたい気持ちです。
あとはこの後の登り区間の量を考えたり、痛みの度合い等いろいろ考えた結果です。


このあと静岡駅の目の前の信号でストップしたので意味もなく写真を撮ります。


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そこから少し先にある『宇津ノ谷トンネル』を通過し、その先にある分かりづらい分岐もしっかりと注意しながらクリアします。


そして『9時間』経過で、距離は『200㎞』
ギリギリのペースは変わりません。

 


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静岡県を走っている途中で雨が降ってきました。
時刻は『21時』頃で、気温は『22~23℃』なので、寒くはありませんが、やはり雨は気を使います。
そこまで強い雨ではないので、服装はそのままで、アイウェアを拭きながら走ります。


このあたりでは、ほとんど風は無いが、割と信号が多いので、なるべく止まらないように先の先の信号をみてペースを調整します。
そして金谷峠もマイペースで登り、掛川を通過。


予定通り、その先にあるセブンイレブン袋井七ツ森店』で3回目の補給休憩。
時刻は『21:45』、経過時間が『10時間45分』で、走行距離が『241㎞』

 


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シミュレーションでは『21:15到着の21:30出発』なので、変わらず安定の遅れです。
そして、Twitterでも呟いているように、膝の痛みに加えて『眠気』がやってきてしまっています。
 
補給は、変わらずの定番プリンにフルーツのみかんにヨーグルト、プロテインを飲んだ後にピルクルを飲んだら気持ち悪くて半分捨てる。あとは水を補充してから頭にかぶり、ファンタを背中に入れて出発。
あらためて、こんな補給で大丈夫なのかと感じてしまう。
ここで、膝の痛みに対して『痛み止め』『胃薬』を飲み、眠気対策に『カフェイン剤(錠剤)』も飲みます。

 

ここからは夜間走行なので、最大の敵は『眠気』です。

いままでの24時間チャレンジはことごとくこの眠気にやられてきました。

 

そして今回も前日の睡眠時間が短いのと、これまでの疲労の感じを考えたら不安しかありません。

 

 

 

【前編】はこのあたりで締めさせていただきます。

 

まだ半分走れていません。

ここまでの疲労も思った以上にあります。

『膝の痛み』に『眠気』も襲ってきました。

 

ですが、まだまだ諦める数字では、全くありません。

 

残りの時間は『約13時間』、距離は『約285㎞』。

 

疲れていて、不安要素があるとは言え、数字だけみると十分現実的だと思います。

 

あとは気持ちを強く持つことですかね。

 

ここまでTwitterで応援コメントやいいねをくださった皆さま、本当にありがとうございます。

間違いなく元気と力をいただいています。

 

また広島の友人をはじめ、関わってくださった皆さま、いろいろありがとうございます。

 

ここまで頑張って走れたのは、自分だけの力ではありません。

そしてこの後も、皆さんの力をいただいて走っておりますので、また続きも見ていただけたら嬉しいです。

 

それでは次回もよろしくお願いします。

 

 

続きはこちらです。

↓↓↓

東京⇒大阪キャノンボール2019【本編(中編)】 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記

東京⇒大阪キャノンボール2019【本編(後編)】完結 - まさゆめ~広島~ロードバイク日記